↑ 2022年7月2日 午後嘉手納を離陸して夕方横田基地に飛来したマーチ空軍基地の予備役飛行隊729th ASのC-17A (05-5144)。この機体の機首左手にはノーズアートがあり,横田のベテランマニア達はそれを撮りに移動していた。
C-17 Globemaster
Ⅲ
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729th ASは、カルフォルニア州のマーチ・ジョイント・エアリザーブ基地を本拠地とする予備役輸送飛行隊である。本飛行隊の歴史は、1943年WW-Ⅱのたけなわの頃 地獄のヨーロッパ戦線におけるB-17爆撃機でのドイツ爆撃行から始まっている。爆撃対象の一つがドイツ空軍のジェット戦闘機部隊の基地と言うから、恐らくMe262の基地などへの爆撃任務で名を挙げたようだ。その後、部隊は一度解散したが、今度は予備役の爆撃機飛行隊として復活、B-26インベーダー爆撃機で朝鮮半島の任務に就いている。輸送飛行隊となったのは1957年の事で、C-46・C-119・C-141等を使い、2006年に現在のC-17Aに更新された。
↑ 2024年6月12日 雨の中、嘉手納基地に飛来したC-17A(04-4130)、R/W-23 Right
↑ 2024年6月10日に飛来し、翌11日に雨の中滑走路に飛沫を上げて嘉手納基地を離陸して行ったマクガイヤー空軍基地6th ASのC-17A(07-7171)
↑ 2024年5月21日 横田航空祭の翌日朝横田基地を離陸したマクガイヤー空軍基地の6th ASのC-17A(04-4128)
↑ 2010年11月 フニュ師匠が撮影された厚木基地に着陸する305th AMWのC-17A
↑ 証拠写真を1枚、2024年0月6日 夕方嘉手納のエプロンにいた729th ASのC-17A (05-5145)。離陸を見た人によれば、右側面にはノーズアートがあったそうだが、塗装はかなり剥げていたそうである。
ニュージャジー州マクガイアー空軍基地の305th AMWは、AMC(航空輸送軍団)の傘下にある航空団で2023年までKC-10も運用していたが、現在はC-17Aと引退したKC-10Aの代わりにKC-46Aに機種更新中である。C-17Aの方は第6輸送中隊が担当し、2004年からC-17Aを使い始めたが、2010年8月2日に新たな機体を受領して、16機のC-17Aと32機のKC-10Aを運用していた大航空団だった(2024年5月 記)
↑ 2022年1月 松野氏が嘉手納基地で撮影された729th ASのC-17A (05-5142)
2019年11月私と友人3人でアメリカに撮影旅行に赴いた際 立ち寄った基地の一つにマーチ空軍基地があった。マーチは、昔B-52を擁する戦略空軍のベースであったところだ。それ故 この基地は非常に敷地が大きく作られており 現在は、C-17Aを持つ729th ASとKC135R給油機の336th RSなどの大型機の部隊が多数駐在する予備役空軍基地となっている。
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