Elmendolf AFB
日本の三沢空軍基地の3倍はある広大なエルメンドルフ空軍基地(Elmendolf AFB)、エルメンドルフの基地名は1933年にテスト飛行で殉職したニューヨーク出身のヒュー・エルメンドルフ大尉(Capt,Hugh・M・Elmendolf)に因んで付けられた。彼は陸軍航空隊の飛行射撃の名手でもあったらしく、射撃大会で優勝の経験もあるが、アラスカとはなんら縁は無いようである。エルメンドルフ空軍基地は第11航空軍(11th AF)の本拠地となっているが、11th AFの傘下には3rd WGのほかにイールソン空軍基地(Eielson AFB)の354th FWがある。354th fWと言えば A-10Aの実戦部隊として2番目に配備を受けた元ノースカロライナ州マートルビーチにいた航空団である。

 エルメンドルフに行くまでは,イールソンの場所が何処にあるのか分からなかったが,アラスカで地元の地図を買って調べたところアンカレッジから北に370マイルほど北上したところにFairbanksという町があり、その町の東側に存在することが分かった。アンカレッジのスーパーマーケットで買い物をした時、地元のおばちゃんにFairbanksまで「車でどのくらいかかる?」と言ったところ 「車で行くのかい?優に5時間はかかるよ」との返答・・・地元の人は50人に1人が自家用飛行機の免許を持っており、アラスカ州内はやたらと飛行場が多く、移動手段の主流は軽飛行機であると聞いていたため 5時間も車でかかるところは飛行機を使うらしい。Google・Earthで確認したらイールソンも大きい基地ですな。ランウェイは、1本ながら訓練レンジを入れれば19790エーカー、エルメンドルフの1.5倍もあるようだ。ここには354th FWのF-16C/D部隊とA-10部隊もエルメンドルフとの行き来を頻繁に行っているようである。(2006年11月 記)
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続く・・・
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アラスカの気候は、6月が最も安定していて天気も良いらしいが、8月になると日本の梅雨のように雨が降ったり晴れたりの不安定な天気が続く、 2006年8月に当地を訪れた我々もこの雨に悩まされることになったが、所謂”白夜”で夜10時ごろまで明るいのである。6月は白夜で薄暗くなる時間でさえ2時間少々との事。アンカレッジの人々は、この短い夏の間に残業を重ねて収入を貯め.長い冬に備えるとの事である。ただ アラスカにも地球温暖化の波は確実に浸透しており、付近の氷河はどんどん消えつつあると地元の人が嘆いていた。アンカレッジは殆ど雪が降らないそうで、一般家屋の屋根は積雪対策の無い平らなものが多い。しかし、地震の多い環太平洋火山地帯に属している様で、大きな地震が度々起きるのである。太平洋の暖流の関係で雪の少ないエルメンドルフ空軍基地は、航空基地としては意外と使いやすい基地のようである。
左は、タワー後方から見た情景であるが、(タワーの先がエプロン)左手のハンガーが 12thFSのもの。タワーの右手に 19thFSのインシグニアの入ったハンガーが 並んでいる。基地一般の敷地(グリーンの部分)とハンガーも含めたエプロン地区の間はは、フェンスが有りセキュリティが二重に設けられているる。米空軍 海軍の大方の基地と方式は同じであった。
タワーの方向から見たアラートハンガー、F−102時代から使用しているハンガーで この後ろに半放射線状のエプロンが存在する。今回訪問時は、このハンガーにF-22が格納されていた。F-15Eの交代としてF-22Aが3rd WGに配備されることになっており、当基地での運用テストも既に入っているようである。アラートハンガーの手前がメインのランウェイで10000 ft級。(2006年11月記)
エルメンドルフ空軍基地に所属する各飛行隊のポジションは、タワーを挟んで両サイドがF-15C/Dの12th FS、19h FS、ランウェイを挟みアラートハンガーの後方にF-15Eの90th FS、そして上の写真のランウェイ北東にC-130HおよびE-3の部隊が列線をなしている。メインランウェイは、R/W06/24で東西に走っており、方向はほぼ沖縄県の嘉手納基地のものに近い。
よく確認できなかったが、メインゲートにはゲートガードは置かれていないようだった。その代わり、タワーに近いほぼ基地の中心ともいえる場所にエルメンドルフにいた過去の機体が並び、その中にはエルメンドルフには存在したことは無いが、3rd TFWで使われ日本のマニアにも馴染みの”UP”のF-4Cが飾ってあった。又過去に54th FGで使われアリューシャン方面で活躍したP-38などのメモリアルが多彩である。