F-15E's Page
2025年4月に12機が嘉手納基地にお暫定配備されたスイモア・ジョンソン空軍基地第4戦闘航空団のF-15E.。前回2025年4月は彼ら目当てで嘉手納行を実施したが、12機の内機体の調子が悪いと思われる2機が飛んでいない状況であった。今回10月の嘉手納行では、交代時期が噂されたVAQや普天間航空祭等を目的としていたが、何とF-15Eはまだ盛んに毎日午前午後と訓練を行っており良く飛んでくれた為、再びファインダーに収める事ができた。特に横田基地にダイバードした際に、フックランディングした”SJ-843/89-0483"と4月に嘉手納基地で着陸後に車輪が外れた”SJ-505/89-0505”は、今回は完全復活して毎日元気に飛んでくれた。ただし、8月に車輪が欠落した状態で着陸した”SJ-490/89-0490”は、まだ修理中なのか姿は無かった。F-15EはF-15Cと比べ、機体強度化やコンフォーマルタンク等の追加から6tほど離陸重量が増えており、それに伴って足回りも強化されているはずであるが、2年前の来日の際もタイヤのバーストがあるなど、主脚周りのトラブルが多くなっている。(2025年10月 記)
↑ 尾翼の黄色いチップラインから336th FS"Rockteers”所属のはずであるが、インテーク横のマークは333d FSを付けているF-15E/SJ-206/87-0206
F-15E/SJ-1670/88-1670
↑ 尾翼のチップは本来緑のラインがあるべきだが、335th FS "Chifs”のマークを付けたF-15E/87-0196。今回一番良く飛んだ機体だ。彼らF-15Eの腹の下には、AN/AAQ-33スナイパーXRとLANTIRNが装備されている。左側面で手前に見えるのがスナイパーXRで、レーダー装置がAN/APG-82に換装された際に装備が可能となり、GPS誘導弾の運用が出来るようになった。
↑ 夕方6時近くまで飛行訓練をしていたF-15E。すっかり夕日を浴びて機体が黄色く染まっていた。
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↑ ジェットインテーク横の部隊徽と尾翼のチップラインが異なる原因の一つが判明。このペイントの剥げたコンフォーマルタンクは、2025年4月の嘉手納展開時はF-15E/SJ-1704に付けられていたが、今回はご覧のようにSJ-232についている。海外派遣中でもコンフォーマルタンクは簡単に着脱して、他機の流用できる証拠を見せられたわけであるが、部隊徽がここに書かれてあれば、交換した際に尾翼のマークとちぐはぐが出るのは当然である。
↑ 1回目のフライト後、ホットピットで給油を受け再び飛行前点検でこの場所に集結する。本来10月なら陽炎も抑え気味ですっきりした絵が撮れるはずであったが、F-15Eが何と5機も並ぶ中、10月らしからぬ気温の上昇により陽炎が立ち、殆どまともな写真にならなかった。
F-15E/SJ-232/90-0232
Wings
↑ 嘉手納基地派遣後間もない2025年4月17日に訓練飛行終了して着陸後、左主脚車輪が脱落して脚を痛めたため、前回私の嘉手納行では、恐らく修理中で飛ばなかった”SJ-505”も今回は良く飛んでくれた。
↑ もう10月と言うのに、風は月曜日から連続3日間もR/W-23であり、気温の上昇も相まって真夏の嘉手納基地を連想させる毎日。この日はF-15EがR/W-23Rに足を延ばしてくれるなど、運の良いスタートとなった。