Part-15-2
2024年4月以降嘉手納基地に展開している6機のノースダコタ”ロボス”。彼らは、同じく6機で展開しているミネソタ州の”ブルドックス”、ハワイ州の”マイタイ・ファイタース”と共にANG御三家で沖縄で訓練を展開している。従来、嘉手納に展開したF-16C部隊はアーミングエリアでのアーミング&リアーミングで撮影チャンスがあるのだが、今回の派遣ではリアーミングはしても、離陸時のアーミングエリア立ち寄りは無い。つまり風がR/W23の場合、アーミングエリアでの様子は撮れないという事になる。しかし、私が訪れた6月10日の初日には、2機がアーミングエリアに入ってくれた。よく見るとAMRAAMとAIM-9は実弾ではないか!・・・彼らはアンダーセンから離陸したB-1Bの護衛に飛び立とうとしていたのだ。
↑ 私は彼らを追って、T-2時代以来30数年ぶりに松島基地に赴いた。もちろん地元のF-2Bも撮れることを期待してでの遠征だったが、久々に車で6時以上の運転は身体に堪えた。朝5時には松島に到着して狙ったのは、もちろんこの基地でしか撮れないタキシングシーンである。しかし ノーズアートが書かれている463が故障で離陸しないと言うアクシデントが・・・・
↑ バリアント・シールド2024と銘打った日米共同訓練は、沖縄の天候不良から出鼻を挫かれてようで、結局八戸に4機、松島基地に2機、岩国で待機が2機というのが、派遣された全勢力で松島の地元矢本市では100人規模の米空軍兵が派遣され市内のホテルや飲食店を利用すると期待されていたようであるが、その姿を見た者はいないようだ。F-16 2機だけの派遣では十数人のスタッフで充分であろう。2024年6月17日
松島基地を6月17日午前中に離陸した175th FSのF-16C/89-2086 Block-40F。2機飛来していた連れのF-16C/88-0436は、調子が悪く離陸を取りやめた。
↑ この日フライトした”ロボス”は、089と463だけである。しかし、463は3機しかいないノーズアートがある機体だ。463と言うナンバーも昔のF-4D時代を思い出す懐かしい番号である。この2機は共に6月13日に松島基地でのバリアント・シールド演習に向かった。そして私も彼らを追って松島基地に展開することとした。
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↑ 午後の2回目のフライトでやっと離陸したF-16C/88-0463 Block-40C。離陸でバックに余計な構造物が入らないのが松島基地の良い所。
↑ 6月10日嘉手納基地、ロボスの086と後方のブルの915は、携行する空対空ミサイルが全て実弾である。彼らは4時間近く飛行して、午後遅く嘉手納基地に戻ってきた。
↑ 2024年6月17日午後の2度目のフライトは離陸が、16;10分。給油機たちが演習地域に集結していると言う情報だったので、帰りは遅いと思ったが、何と三沢に行って戻ってこなかった。何度も裏切ってくれる狼たちである。18日には大雨の嘉手納基地に帰ったそうである。
↑ 長いランウェイと並行した農道があるので、午後は順光で撮影可能、撮影位置も幅広く選択できる。