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F-16A Block15 ADF (80-0596)

F-16A Block15G ADF (81-0777)

F-16's Page

資料によれば2003年にF-16C/Dに機種更新となっているが、2002年10月に撮影したこの部隊には、まだまだF-16AのADF型が存在していた。
尾翼付け根にあるの横長のふくらみがADFの特徴で 本来A/B型が短距離ミサイル AIM-9サイドワインダーしか使えなかった時期に ADF型は、スパローが運用可能に改造されてアメリカ本土の防空専門部隊に配備された。(2002年バージニア州ラングレー空軍基地で撮影)

148th FW,179th FS
ここからは、ランダムに各飛行隊をご紹介したい。まずは、ミネソタ州空軍のADF F-16から。ミネソタ州空軍 第148戦闘迎撃グループの第179戦闘機中隊は、それまで使っていたF-4Dから1990年7月に F-16A/Bに機種交換した。本拠地は、ダルース国際空港(Duluth IAP)にあるがF-4Dファントム時代の後期には、尾翼に黒いラインを入れ ”小熊座”の7つの星を書き込んだそれは見事なデザインで 撮ってみたいファントムの部隊だった。

F-16に更新されてしばらくは 濃いグレーで7つの星を入れていたが 2004年に彼らに出会ったときは テールレター”MN”になっており 背中に179th FSの部隊名である”Bulldogs”の文字を入れていた。”最初に見たときは、”MN”でミシガン州かミネソタ州か分からなかったものの 尾翼のチップラインに”Duluth”の文字で ミネソタ州の飛行隊と判別できた次第である。179th FSは、2003年末にF-16A ブロック15からF-16Cブロック25にアップデートしているので 多分その前後にマーキングを現在のものに変えたものと想像する。2017年現在は、ブロック50を所有し、濃いグレー色、所謂ダークヴァイパー色に統一されている。(2006年7月記/2017年追記)
第148迎撃戦闘航空群(148th FG)は、傘下に唯一第179迎撃戦闘飛行隊(179th FS)は、1948年にダルースで設立した部隊である。当初はP-51ムスタングを使用していたが F-94、F-102を経て 1976年1月にRF-4Cを受領し 部隊の使命が戦術偵察に変わった時期がある。1983年にF-4Dに更新し 再びADF(迎撃戦闘機部隊)に復帰したもの。東西緊張の時代の1986年には 西ドイツ(当時)にも派遣され ラムシュタイン基地の防空任務を担当したことがある。1990年にF-16A-ADFを受領してからは フロリダ州ティンダル空軍基地に分遣隊を派遣していたが、2002年以降F-16Cに更新後は派遣はなくなったようだ。
血走った目で機関銃にもたれるブルドック飛行士・・これが179th FSのインシグニアである。これをPCで作成するのに2時間も掛けてしまった。
左は、数字の良い”MN-000”と”MN-777”で こんな番号の機体を所有していたら手放したくないだろう。丁度 翼に隠れて見えないが 背中に”Bulldogs”の文字が入っている。

F-16A Block15N ADF (82-1000)

上の2枚のイラストは、148th FWがF-16A ADFを使用していた時代のもので 機体の特徴である機首のサーチライトや尾翼付け根の長いふくらみなどがある。ADFはスパロー中距離空対空ミサイルが使えるなど 配備当時通常のA型をはるかに凌ぐ性能を与えられていた。81-0795は、部隊創設50周年の特別塗装である。