F-35A/18-5348
↑ 先頭に飛来した158th FWの司令官指定機F-35A/17-5285。この司令官機は2019年にF-35A配備以降も変わっていない。
F-35A/18-5344
F-35A/18-5381
F-35A/17-5279
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2025年1月13日午後2時ごろ バーモント州空軍所属のF-35Aが10機 沖縄県嘉手納基地に飛来した。それまで3か月にわたって活動していたヒル空軍基地のF-35A混成部隊との交代である。バーモント州空軍から嘉手納基地への戦闘機の移動は、2015年6月のF16C 10機の飛来以来の出来事である。
彼ら第158戦闘航空団(158th FW)のニックネームは”グリーンマウンテンボーイズ”だ、F-16のページで説明を記述したので、此処では割愛する。158th
FWは、2019年12月から30年間使ったF-16CをF-35Aに切り替えている。地元では騒音問題などでF-35A配備への懸念が強かったらしいが、2019年12月に最初のF-35A(17-5277-17-5278/17-5280 C/S Maple91)を導入後、毎月2機のペースで機数を増やし、バーリントンで20機編成の部隊を運用している。部隊創設時に運用を始めたT-6テキサン以来、9種類目の機体らしい。
↑ 彼らは、到着の2日後から訓練飛行を開始、地元のベテランマニアは、事前に地元バーモントで使われているC/Sが”Maple”である事まで調べており、嘉手納で使われるC/Sは何かとエアバンドラジオに集中していた。流石である・・・・結果これ以外にジェダイ(Jedi)など3種類を編隊毎に使い分けていた。
↑ 昨年から嘉手納基地のマニア間では、バーモント州空軍のF-35A飛来の噂があった。しかし、あくまで噂であり、公式発表を見たわけではないので確証が持てないまま、1月10日金曜日時点で、部隊がユタ州のヒル空軍基地を経由して太平洋に入ったと言う情報が入り、ハワイで2泊グアムで1泊して飛来すると計算すれば、1月13日月曜日が来日の可能性が一番高いと言われていたが、全くその通りとなった。彼らは6機と4機のグループに別れ、嘉手納に飛来した。
↑ バーモント州空軍がF-16Cを使用していた時は、尾翼にグリーンマウンテンボーイの絵柄を大きく書き入れていたが、F-35Aでは、各部隊とも大きなマーキングが認められていないのか、この部隊もグリーンマウンテンボーイズの旗(元バーモント共和国旗)を書き込んでいるだけである。バーモント州はアメリカ合衆国で14番目の州の為、星が14個となっているのだ。
F-35A/18-5340
F-35A/18-5356
F-35A/18-5339
F-35A/18-5338
F-35A/17-5285
↑ 尾翼にはバーモントを示す”VT”のテールレターとANGマーク、そしてバーモント州旗のブルーカントンの部分(14個の星)が書かれている。14個の星は、バーモント州が合衆国14番目の州に当たるからだ。
上の写真でお判りの通り、飛来した機体は、17-5285/ 17/5279/ 18-5337/ 18-5338/ 18-5339/ 18-5340/ 18-5344/ 18-5348/ 18-5356/ 18-5361/ 以上 10機のF-35Aだったが、1月20日に更に2機が追加で飛来し、12機体制となっているそうだ。
尚 後日嘉手納基地を訪れたフニュ君の情報によれば追加の2機は、18-5336/ 17-5280との事である。
↑ 10機全機がR/W05-Lで着陸し、ランウェイエンドまで行かず、エコーで右折してハンガーに入った。国道58号線には地元マニアの他、本州から来たと思われるマニア数人と何と冬休みで北京から来たと言う高校生2名がいた。恐らく、情報を知って来たのではなく、偶然バーモントANGに遭遇したと言う感じだろう。
F-35A/18-5337