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右のインシグニアは、見覚えがあるはずです。そうです!現三沢のF-16部隊ですね・・・この部隊 ベトナム戦の頃から活躍が注目されていた部隊で 初めてワイルド・ウィーゼルを割り当てられた部隊である。カルフォルニア州ジョージ空軍基地に本拠地を置き 1980年前後は、F-105GとF-4Eを併用していた。1970年代後半は3個飛行隊がF-105を使用 後にF-4Gの配備を受ける事になるが テールレターを”GA”と”WW”の2種類を使用した変り種の航空団であった。後に全て”WW”に統一した。35TFWは、1991年に35FWに改称されたが 1993年ジョージ空軍基地の閉鎖と共に その役割をアイダホ州空軍に譲り解体された。三沢で復活したのは、ずっと後の事である。
ジョージ空軍基地所属だった561戦術戦闘飛行隊所属のF-4E ゴーストグレーに統一された頃の写真であるが この頃 ジョージ空軍基地は同じ35TFWで”GA”と”WW”の2つのテールコードを持つ異色の部隊であった。
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F-4E  35th TFW
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上写真 我々は、ジョージAFBの禁断のエリアに入った為 この後エライ目にあってしまったのである。ここは、ワイルド・ウィーズル(対レーダーサイト・対防空ミサイル網破壊任務)を請け負っていた部隊の為 正式の許可なしで撮影することは極めて危険であった。ランディング・ポイントで目立たぬように撮っていれば問題ないが、タキシング/ピン抜きポイントに許可無く近づくと大目玉を食った。ご覧のように200mmレンズで 機首アップである。こんな絶好なポイントは無い!しかも柵は膝下ぐらいの高さであった為 何も邪魔するもの無くF-105/F-4E/Gの転がりが撮れるのである。そんな事情を知らない我々は、真っ先にF-4の音のするこのポイントで撮影していた、中の兵士も笑顔で迎えてくれていた。(そんなつもりでいた)F-4が離陸し F-105Gが続々と帰ってきたので 降りのポイントに移動した時である・・ピーポピーポ・・キュルルルル 振り返ると基地内からセチュリティが追いかけてきた。我々は直ぐ下車したが、何と2人のセキュリティ M-16の弾倉に銃弾を込め こちらに銃口を向けてるでないの!!!「こら!危ないだろう!」等と言っている余裕も無く 必死で彼らのところまで行き 「我々は逃げていたのではなく撮影場所を変えただけ」と説明 「直ぐ立ち去れ 2度と近づくな!」と恫喝され退散と相成った。(うぁ〜怖かった)