ネブラスカ州のANGは、第155空中給油航空団が中心となって活動している州空軍で KC-135Rを運用している。ここの州空軍は戦闘機航空団から偵察航空団を経て、1992年にそれまで使っていたRF-4Cファントム偵察機が引退後、1993年1月からKC-135Rを運用始めて給油部隊に転換したもの。1995年に給油部隊としての正式な運用認可を得て現在に至る。1999年にはセルビアやコソボでの紛争に際し、ドイツ空軍の基地に展開して、F-16等への給油支援を行ったとされるなど NATOへの支援業務が多数記録されている。2023年4月1日 横田基地で撮影したネブラスカ州空軍のKC-135RをUPしたい。
アラスカ州空軍の第168空中給油飛行隊のKC-135Rに白熊のマークが入ったのは2021年8月頃と言われ、マークを入れた最初の機体はKC-135R/62-3624。この機体は、イールソン空軍基地の在るフェアバンク市の市長を迎えてお披露目をしている。お披露目式では尾翼のラインには「FAIRBANKS」と書かれ、KC-135Rの尾翼に大きく幾何学的な模様の白熊がデザインされたが、北極熊は北極圏とアラスカの精神、幾何学模様は革新的な翼の文化を指すらしい。↓写真の尾翼の「TELIDA」は、アメリカ政府が公式認定しているアラスカ先住民の部族やコミュニティ(村落)を示すらしく、9機の所属機で全て異なるコミュニティ名(Minto,Gwichyaa,Zhee,Grayling,Huslia,Tetlin,Tekida,Tanana,Nouth pole)が付けられているそうだ。
2023年4月1日 横田基地R/W36。残念ながら私が離陸の撮影ポイントに到着する前に、横田基地を飛び立ってしまったので、完全にお腹のお姿である。とほほ・・・緑豊かな州で有る為、とにかく森林のイメージをKC-135Rにも表示している。F-101B
ブードー戦闘機を使っていた時代に尾翼に大きなモミの木を描いていたが、KC-135Rにも尾翼に大きなモミの木を書いていた機体があった。
↑ 2023年3月20日横田基地に展開していたこのKC-135Rが嘉手納基地に降り立った。憧れの白熊君である。第168飛行隊は元々イリノイ州空軍で空中給油を担当していた部隊であるが、1986年にアラスカの第176統合グループの傘下に入り、イールソン基地をベースとして活動している。
メイン州はアメリカ合衆国で一番北西に位置する小さな州である。カナダと国境を接し大西洋に面したこの州は観光が主な産業の州らしいが、ロブスターの収穫量がアメリカで一番多いと言う以外、あまり話題の無い場所である。州都はオーガスタ市、この街名は聞いたことがあるが、アメリカの国民でも観光以外で足を運ぶことの無い州かもしれない。此処の州空軍は、1950年から1976年までは戦闘機を運用していたが、1976年にKC-135Aを受領して以降は、給油専門で部隊の歴史を刻んでいるその。第101空中給油航空団は、メイン州のバンゴール州空軍基地をベースに運用されている。
132d ARS/101st ARW (Maine Air National Guard)
173d ARS /155th ARW (Nebraska Air National Guard)
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168th ARS /168th ARW (Alaska Air National Guard)
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↑ 機首の主脚軸の上には青い色でアラスカ州の地図が書かれている。KC-135R/59-1521