Minot AFB
2000年の9月だったと思うが、オシアナのショーの帰りに我々はシカゴ空港でトランジットし、UA機で東京に向かう途中であった。UA機はシカゴのオヘア空港を離陸すると、北西に向かって飛行する。私は相変わらず眼下の飛行場を探して、それを写真に収めようと窓側の席を確保していた。友人はトイレが近いせいか、毎回通路側を希望してくれるの 私と席で競合することは無い。シカゴは晴天である、このまま北西方向の進路から、やがては北に進路を変え、アラスカ〜北極海〜シベリア上空を通過し、日本海を南に縦断する形で東京に向かう。一昔前の冷戦時代であれば考えられない飛行ルートである。シカゴを飛び立ってどの位時間が経ったであろうか・・眼下には、赤茶けた砂漠の大地が横たわっている。しかし 私は何か獲るものが無いか相変わらず窓を覗きながら、拾いものを探していた。すると「ありゃ・・大きな飛行場があるではないの!」 よく見たら、何とB-52が多数エプロンに並んでいる。イリノイ州から北西方向にあるB-52の基地と言えば マイノット(Minot)空軍基地しかない。やったー!!必死になってシャッターを切ると同時に隣の席に座っている友人のフニュフニュ君に「B-52の基地が見えるぞ!」と言ったが 「そうか、本当??」と信じようともしない。マイノット空軍基地は、UA機の窓から数分で姿を消したが私は大きな拾い物をして一人感動に浸っていた。

この基地がマイノットAFBであることは確信を持っていたが、後日グーグルアースの衛星写真を確認し確証を得た。しかし、民間衛星とは言え最近インターネットで公開される衛星写真は鮮明である。私が機上から撮った写真よりよっぽど鮮明に映し出されている。

マイノット(Minot)空軍基地は、バークスデール空軍基地と並ぶB-52Hの拠点で、第5爆撃航空団がここを本拠地としている。ご存知”MT”のテールレターをつけたB-52Hがいる所なのだ。私の撮った写真でも、Gooogle Earthの写真でも、約20機のB-52がエプロンに並んでいる。ノースダコダ州の北部でMinotoと言う小さな町が基地の南側にあるだけで、他は殆ど農地か荒野である。ランウェイはほぼ北西-南東に横たわっており、南東側ランウェイエンドの東側には写真で分かるように、B-52 8機が緊急発進できるようにスクランブルエプロンが用意されている。(私の写真では7機が待機状態にある)冷戦時代は、私が乗ったUA機と同様の飛行コースで真っ直ぐソビエト連邦(現ロシア)に向かえる戦略基地として睨みを利していたはずである。
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