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航空マニアは、飛行機の特徴を掴んで面白い綽名を良く思いつくものである、MQ-9/RQ-4等無人偵察機は最近”無人君”と呼ばれることが多い。考えてみれば”無人君”は、消費者金融業界最大手のアコムが無人自動契約機に名づけたもので、一時は銀行店舗を凌ぐ勢いて伸びていた消費者金融店舗の24Hサービスだった。大幅に店舗が縮小した現在、今の若者にはピンとこない名前かもしれないが、彼らの全盛期を知る我々世代には、CMで何度も聞いた馴染みある名称だ。だから、無人偵察機に”無人君”はちょっと笑いを誘うのである。嘉手納基地の無人君達は、海軍のMQ-4Cトライトンの姿こそ見えなかったが、海兵隊の”SV"と言うテールレターを付けたMQ-9も現れ、友人戦闘機に負けない位、嘉手納での重要性を高めている。
↑ 2025年1月某日 嘉手納基地の一角でエンジンテストを行う319th ERSのMQ-9/20-411
↑今回、嘉手納滞在の間、MQ-9の中にテールレターと機体番号に白いシャドーがある機体が存在することを教えてもらった。319th ERSの無人君にも遂に隊長機が指定されたのか?・・・と思ったが、テールレターは”AZ”そしてアリゾナ州の州旗があると聞き、恐らく機体交換でアリゾナANGから移管された機体ではないかと推測した。この機体の離陸と着陸は幸運にも撮影できたが、当HPではマーキングでページ分けしているしている為、PACAF以外のページでご紹介したい。上写真は離陸に向かう”AZ"レターのMQ-9/17-4351。
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↑ 嘉手納基地R/W05-Rに着陸するMQ-9/20-413。同機を運用する319th ERSの司令官は2024年9月に新任のクリストファー・ソルタレス中佐が就任している。
↑ 無人君は行った離陸するとかなりの長時間飛行して戻ってくるため、離陸したからと言って着陸をタイミング良く撮れる訳ではなく、エアバンドラジオなどを駆使しないと、中々撮れない。私のように長い事エアバンドラジオから離れている者は運に任せるしか無いのである。↑2025年1月はR/W05-Rで離陸する319th ERSのMQ-9
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