↑ NF-501と同様コックピット後方に湾岸戦争での出撃回数と思われる24個のレーザー誘導爆弾のマークが入っている。
Page-2
↑ 1990年から尾翼のテールレター”NF”にバンブー文字が採用されていた。給油用のKA-6Eはまだ運用上?ハイビジ塗装であった。
USSミッドウェイの艦載機も1980年代以降はロービジ塗装の波に飲まれ、次第に明るい機体は少なくなって、ついにはダークグレー一色に変更された。特にF-4SからFA-18A
3個飛行隊に変更された頃には、A-6E部隊も例にもれずVA-115に加わってVA-185も配備され、KA-6の一部を除きグレー色にすっかり染まった感がある。1991年の湾岸戦争にも参加しているが、この頃には機首下面にTRAMセンサーターレットと呼ばれる目標識別パッシブセンサーを付けた機体が主流となり、レーザー光を出すこともできるのでレーザー誘導爆弾での攻撃でも力を発揮できるようになった。マーキングについては1994年頃から隊長機に限って色が付き始め、海軍機ファンにとって嬉しい状況に展開している。
↑ 飛行展示終了後、タキシーウェイ上で翼の展開・収納を披露するA-6E/NF-516/Bu.No.162212
↑ 母艦が空母ミッドウェイから空母インディペンデンスに代わり、A-6Eの機体にも新しい母艦名が書き込まれている。
↑ イラク軍のクウェート侵攻から始まった湾岸戦争に参加し、帰還した機体は出撃マークを付けて展示された。NF-501は、レーザー誘導爆弾とロックアイ クラスター爆弾を懸架した形で展示。艦名”USS
MIDWAY"が書かれた厚木の航空祭は、1991年が最後となった。
↑ 1990年5月20日に開催された厚木基地航空祭でのVA-115の駐機エリア。展示機は、NF-506/Bu.No.161100が出展されている。格納庫内にあったNF-515/516以外は、ほぼグレーの濃淡を使ったロービジ塗装で統一されている。
↑ 艦名の”USS MIDWAY"がはっきり読み取れるようになって、海軍機ファンはホット胸を撫で降ろした。
↑ 1990年時点の標準塗装、尾翼のマークも文字類も黒に近いダークグレーではっきり読み取れる書き方となった。
三沢を訪れたVA-115のA-6E(NF-511)、機首の様子がよく分かる。大型の機首レーダーがAN/APG-148。左側がパイロット席で右は航法士(ASO)、機首の下に丸い球形のものが TRAMで後期A-6Eにはほとんど追加装備された。エンジンの吸気口が前車輪のすぐ真上にあるため 空母での発艦作業の際 スチームカタパルトに前脚をセットする作業で 作業スタッフがエンジンに吸い込まれる事故が時々起きた。
↑ 1992年3月 新来のF-14Aトムキャットと共に厚木で飛行訓練をするVA-115のA-6E。
↑ 但し 機体によってはライトグレーを用いず、文字類をダークグレーだけで仕上げている機体もある。
(1991)
↑ 1992年4月12日に開催されたWing-92にて展示飛行するVA-115のA-6E(NF-515/516)。
↑ ご覧のように1987年時点では、殆どの機体が完全なロービジ仕様(低視認性迷彩)となり、ミディアムグレーの下地にライトグレーで文字が記入されているが、何故か尾翼の”NF"の文字だけは大きくなって、ダークグレーで大書された。
(1991)
上写真のパイロットがかぶっているヘルメットは、APH-6A デュアルバイザータイプ。夜間攻撃任務の際、スモークグラス1枚タイプでは視界を妨げる為、無色透明バイザーグラスを併用できるようになっている。
click here