影が薄い存在だったと言えど、この部隊は唯一ともいえる日本生まれの米海軍艦載攻撃機中隊なのである。上述の通り 横須賀港を母港とする米空母が、大型の新鋭戦闘機を載せられないなど特殊な事情のため、A-6イントルーダー攻撃機の中隊を2つ持つCVW(空母航空団)を作ってしまった訳だ。1986年12月創設、そして彼らは4年後に発生するイラクによるクェート侵攻で砂漠の盾作戦に出かけ、イラクの経済封鎖を行った。