1977年11月に横須賀にキティホークが寄港した際に、厚木基地に飛来したVA-195ダムバスタ-スの面々。
NH-411/1980
アイダホ州ボイシー空港を離陸するVA-195のA-7E(NH-411)、2月のアイダホは、荒涼とした風景で灰色の世界である。我々は、RF-4Eを撮影しているさなか,1機のA-7Eが突然離陸して行くのに気が付いたが、すでに豆粒のように遠い光景だった。
フッチョンダムは北朝鮮のダムと思っている人が多いが、元々日本が作った発電用のダムで、今でも韓国国内にある1200箇所のダムの一つとして稼働している。(ちなみに戦後も日本政府は韓国のダム建設に多大な資金を提供している)当時、北朝鮮軍と中国共産党軍によって占領され、水の放流により米軍が相当の損害を被った事と北朝鮮が電力供給に使い始めたことから破壊を計画したもので、最初は、B-29による水平爆撃が実施されたが効果が無く、VA-195タイガース攻撃機隊(現ダムバスターズ)が魚雷で破壊したものだ。ダム占領にはもちろん地上部隊の激戦が伴い、米軍第7騎兵連隊の活躍で奪い返した。 
”Dambusters”のネームから先ず連想するのは、元来大戦機に興味のあった私は、イギリスのランカスター爆撃機の改造機でドイツのダムを破壊した部隊の方である。VA-195ダムバスターズもご存知のとおり朝鮮戦争時のダム攻撃の功績が由来である。1951年5月1日AD-4スカイレーダーで北朝鮮に占領されていた華川ダム(フッチョンダム)を魚雷で破壊した事から ”ダムの破壊者”という部隊名となったもの。1969年にA-7を受領し、1985年にFA-18Aに転換、VFA-195と改称されたあと日本の厚木にCVW-5の一員として常駐した。
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1977年 USSキティホークの横須賀入港と共に厚木基地に飛来したVA-195の数機のA-7e。尾翼に大きく書かれた鷲のマーキング!私にとってこの部隊との最初の対面だった。
A-7の尾翼に大書きされた鷲はデザインが優れ、数多いA-7の部隊の中で私がもっとも好きなマーキングの一つだ。この時期私は、白黒フィルムをメインで使っておりこの部隊をリバーサルフィルムで撮っていなかったのが本当に悔やまれる。
 VA-195のマーキングが好きだった為、FA-18Aに機体を交換しCVW-5の所属になると聞いた時は、久々に興奮した、もちろん第一陣が厚木に飛来した1987年11月14日は、休みを取って撮影に出向いた。この日に飛来したのNF400/401/404/405/407/410の6機だったが、思っていたより飛来数が少なかったのと 見事に全機ロービジの同一塗装だったので 少しがっかりした事を記憶している。F-18の標準塗装なのだが、A-7時代の派手なマーキングとあまりに落差が激しかったんで・・・
Old Insignia of VA-195