VAQ-132
2023年8月22日VAQ-135と交代し、アメリカ本国から直接ローテーションで三沢基地に派遣されたVAQ-132"Scorpion"。彼らは前回2021年4月に三沢基地に派遣されているが、旭日旗風の"NL-540/Bu.No.168251"を私は撮っていないので、コロナ禍前の2019年以来4年ぶりの再会である。2か月前後嘉手納基地で長期訓練を行っていたVAQ-135"Ravens"が2023年7月29日三沢に戻って、直ぐの交代であった。今回の注目は、尾翼を真っ黒に塗った"NL-540"の隊長指定機だったが、三沢に来た"NL-540/Bu.No.168261"は尾翼の黒を落していた。しかし 私個人的にはこちらの方(黒でない方)が好きである。尾翼のデザインも以前のものに回帰しており、VAQ-132らしい良いマーキングである。2023年9月10日三沢基地航空祭にて彼らを追った。
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現在のコマンダー(飛行隊長)は、2022年6月にチェンジオブコマンダーで新たに就任したジェームス M チャラピッチ中佐。飛行時間2400時間の内、2100時間をグラウラーで経験し、150回の空母着艦、イラクでの122回の出撃記録を持つベテランパイロットでもある。
↑三沢基地を代表する戦闘機を、展示エプロンの中心地域にディスプレイするのは毎回の恒例ではあるが、今年はグラウラーも加わって3機種(F-16C/D EF-18G F-35A)が並べられた。VAQ-132のこのマーキングは、2021年までの電光の入った蠍の尻尾(小型)のデザインを2022年の春先に現在のものに変更している。今回此処に展示されたのは、5機いるEA-18Gの中でも際立ってロービジが効いている"NL-545"
(2023)
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↑ 三沢基地公開時、朝早くから入場待ちの列に並ぶのは、このEA-18Gのフライトを逃さない為である。今回は、着陸後観客前をタキシングしなかったようであるが、運が良ければ目の前を転がってくれる。我々は、離陸後タッチダウンポイントで着陸の瞬間を狙う事にした。このNL-542とNL-540のペアは、公開日の9月7日八戸基地にも飛来している。VAQ-135の時と同様、隊長機の調子は良さそうなので、日本各地で見る機会が有るかもしれない。
(2023)
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(2023)
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↑ 今回のマーキングの特徴が判るように、各所を撮影してみた。VAQ-132の隊長機は、2023年5月にエルメンドルフで開催されたノーザンエッジ23-1に参加していた頃までは尾翼を黒で塗り固め、今回と同じデザインの蠍の尾っぽを入れていたが、来日前に落したようである。この飛行隊は1968年11月創設なので、今年は創設55年となる。