VAQ-136
Wings
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VAQ電子戦飛行隊は、空母戦闘団の攻撃対象者がその防御手段としてミサイルを主に使い始めた事から航空団に無くてはならない存在となっている。相手側のレーダーの捜索を妨害、または、直接レーダーサイトへのミサイル攻撃を実行する電子戦の飛行隊である。USSミッドウェイ(CV-41)が横須賀を母港として活動していた時期は、この任務を岩国の海兵隊の航空部隊に頼っていた。USSインデペンデンス(CV-62)が横須賀を母港とし、1980年VAQ-136が厚木に配備されて初めて、今までめったに目にしなかった米海軍のEA-6Bを間近に見ることができるようになった、それまで海軍のプラウラー電子戦機は厚木のマニアにとって超貴重な存在だったのだ。VAQ-136が配備されて以降も、VAQ-136以外の部隊を目にする機会は少なかったが、ロービジになってしまうと、どの部隊もあまり差異がない。VAQ-136は、2012年までの厚木在中期間に何度も異なったCAG機塗装を施してくれたので、マニアに多くの話題を提供してくれた感謝すべき飛行隊でもあった。

↑ エプロンの中は多数の機体で立て込んでいる為か、プラウラーは翼をたたんだままタキシーして、タキシーウェイに入ってから翼を展開していた。

↑ 1990年厚木基地のエプロンに並ぶVAQ-136のEA-6B。この頃私は、Kodak社のカラースライドフィルムKR-64と白黒フィルムテクニカルPAN-Xを併用していたが、使用比率は1:2でどちらかと言えば、まだ現像から焼き付けまで自分でできる白黒フィルムに力を入れていた。

↑ この頃のVAQ-136のEA-6Bの定数は4機。604〜607がVAQ-136に与えられたモデックスであった。600〜603はVAW-115のE-2Cが使っていたのだ。

↑ 1989年厚木基地航空祭で絵プランで確認できた数少ないEA-6Bの1機 NF-605/Bu.No.162936。この年の主役は、3個飛行隊が揃ったFA-18Aホーネンとの展示飛行だった。

↑ 1984年の横田基地に展示されたNF-607は、モデックス607に白のシャドーが入っていたが、ラダーのマークが無くなっている。

↑ 1982年7月4日 横田基地航空祭に初めて展示された空母ミッドウェイ搭載のVAQ-136 EA-6B。この年の横田航空祭では新鋭のF-16A(朝鮮半島のクンサン基地より飛来)もデモフライトした。またA-10も初めて展示されるなど、新しい世代を感じさせる航空祭だった。

↑ 1981年厚木基地R/W01を離陸するVAQ-136のEA-6B/NF-605

↑ USSミッドウェイのCVW-5に初めて配備された頃のVAQ-136、部隊創設時のオリジナルマーキングで コックピット脇から尾翼付け根までの 赤黒のラインが 実に美しい。1986年3月25日 NF-604(160789)が墜落して失われている。

↑ 通常日に厚木基地で飛行訓練をするVAQ-136のEA-6B/Bu.No.162229。エマージェンシーが発生したのか、フックを降ろして着陸して行った。

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↑ 1978年4月ウィッドビーアイランドで撮影されたVAQ-136EA-6B/Bu.No.158034。後部から機首まで伸びた2色のラインがこの飛行隊のマーキングポイント。

↑ 1977年2月にドビンス空軍基地で撮影されたVAQ-136EA-6B/Bu.No.158547 空母サラトガに搭載されていた。

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↑ 昨年に比べ天気に恵まれた1990年の厚木基地航空祭、この日は、3機のプラウラーがエプロンに並び、その動きを一つ一つ捉える事が出来た。整備員達の動きが躍動感を伝える。

VAQの部隊の多くが、VAHからの転換だが、このVAQ-136とVAQ-137/138は、当初からEA-6Bで新たに編成された部隊である。創設当初はCVW-1(AB)に配備されていたと思う。厚木への初飛来は、1980年2月29日NF-623(160789)
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