VF101
NASオシアナのF-14ハンガー脇にあるメンテナンスオフィスの壁に書いてあったVF-101メンテナンスクルーの何かの成績記録であろうが、2003年は同じ壁にVF-11のものが書かれており、毎年同じかと思いきや、どうも年によってオフィスの交代があり書き換えられるようだった。
2002年オシアナOHに現れたVF-101ブラックテールのF-14の2機、AD-101と何故かAD-164であるが、何と閉隊したVF-111張りのシャーク・マウスを書き込んでおり訪れたトムキャットフリークは大喜びだ。
(AD-104)
(AD-225)
(AD-101)
(AD-100)
(AD-104)
(AD-106)

↑ VF-1012002年から登場した3機のブラックテール機(101.163.164)のひとつ163号機。VF-111のF-14Aに描かれたシャークティースをレーダーコーンに入れ 整流板も赤い淵付の黒色になっている。オシアナで唯一目にしなかったこのAD-163をイラストにしてみた。F-14D Bu.No.163444

↑ 1996年オシアナ海軍基地で展示されたショーバードで、それまで部隊カラーの赤でこれだけの機体面積に塗装を施した事例が無かった為、ファンに衝撃を与えた記憶に残るマーキングであった。アシアナ基地のPAO(広報室)にもこの塗装の大きなソリッド模型が飾られている。F-14B/Bu.No.162923

ブラックテール3機(AD-101,AD-163,AD-164)は、2004年から尾翼の死神のデザインを変え正面系のリアルチックな死神が描かれた。同時期の他の所属機もグレー色で同じデザインのものに替えられている。グリム・リーパーとは「残忍な刈取り者」の意味で、死を凝人化したものとして19世紀ごろから大鎌を持った骸骨が使われるようになったらしい。F-14D /Bu.No.164342

↑1998年に確認されたVF-101のショーバードで1996年撮影の写真(パイロットネームが黒で書かれていた)もあるので、上図の機体と入れ替わりで存在したかもしれない。機首からコクピットラインにかけての赤いモヒカン塗装に白いラインが加わりアクセントがついた。尾翼は、部隊インシグニアに「fighter Squadron」」「One Hundred One」の帯が入っている。1996年撮影の同機では「VF-101」の帯のみだったので、後日書き直されたものと推測される。A型から改良されたF-14B/Bu.No.161862

(AD-107)
(AD-114)
(AD-164)
2004年後期から採用されたVF-101最後のテールマーキング 正面系の死神がやたらリアルである。
HOME
(AD-164)
Wings
2005年9月15日VF-101は既に解散して部隊は存在していなかったが、最後のデモンストレーション飛行の為、VF-101がF-14Aを受領した時代のマーキングを施された。機体は、F-14D(Bu、No164601)。記事によると、この時のパイロット&WSOは両者とも厚木にいた元VF-154所属だったそうだ。この機体はショーの翌日にカルフォルニアのキャッスル飛行場へ博物館の展示用として移動している。VF-14のマーキングに塗り替えられるようだが、往年の派手なVF-14のマーキングを期待したい。
(AD-101)