VFA-102
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2024年3月における4日間の岩国基地撮影行で、3月27日が唯一日中晴天に恵まれた1日だったが、本項ではこの日に訓練飛行したVFA-102のFA-18Fを中心に、その様子をお伝えする。
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↑ 3月28日私の岩国行最後に日にも訓練飛行をしてくれたD-Backsの面々。私の居た4日間で一番フライトが多かったのが彼らであった。19年間の海外勤務ですっかりCVW-5の面々とも縁が遠くなっていたが、今回ようやく昔の厚木基地時代の興奮が蘇るような撮影が出来、彼らに感謝である。
↑ 空母運用される海軍機では、機体の施されたグレー塗装が次第に艦上での排気ガスや油で汚れ、”ピッチ”と呼ばれる汚れ跡が機体全体に増えてくる。このNF-110もセンターの増装タンクからレーダーコーンまでピッチだらけであるが、これがまたネイビーファンにとっては堪らない魅力なのだ。それにしてもこの機体のようにレーダーコーンがくっきりと黒く汚れたのは何故であろう。まるでAESAレーダーに更新した時の米空軍F-15Cのようである。
↑ 2024年3月27日 当日は朝から晴天ではあったが、風向きはR/W-02。次々に離陸の為にランウェイエンドに向かうスーパーホーネットの群れ。彼らの離陸は、海側へ大きくバンクする所謂”岩国上がり”となる。しかも逆光であるから、晴天時の堤防側からでは離陸シーンは殆ど絵にならない。ベテランのマニア諸氏はボートをチャーターして沖に出て、順光で”岩国上がり”を堪能する。海に出て撮影すると言う手法は1970年代から一部のマニアが行っていたが、その時代は、滑走路の反対側に回りR/W-02での着陸を狙ったものだった。現在は、滑走路沖合移転後撮れなくなった地上からの”岩国上がり”を海に出て再現する方法だ。午前中のR/W-02で離陸を狙った”沖撮り”で、これは晴天時の午前中は非常に有効である。
Wings
↑ 午前の部、第二陣の帰投シーンである。後席のクルーは、堤防のラインを超えるあたりで、さりげなくギャラリー達にサインを送ってきた。私は最近エアバンドラジオを使っていないので知らなかったが、C/Sは”Diamond"を使っているそうで、"D-Backs"を使っていた時と比較して、発音が聞き取りにくいそうで、周辺のマニアから"D-Backs"に戻してもらいたいとの呟きが聞こえていた。