F-35C/NF-314/Bu.No.170102
↑ 海兵隊岩国基地(MCAS Iwakuni)の敷地は冬の間に伸びた雑草や芝を刈って、春の新芽を育成する作業が行われていた。この季節は気温が上がれば直ぐに陽炎の影響で画像が揺らいでしまうため、時間帯によってはタキシングの撮影は難しい。ただ長い誘導路に並んで進む海軍戦闘機の群れはこの基地ならではの風景である。
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↑ 316号機は部隊で現状最終末尾の機体であるので、理論上は、300~316(308/309は欠番)で13機居るはずだが、303号機は見た事が無い。
皆さんご存知の通りこの部隊の名前はアーゴノート(Argonaut)s、C/Sは、ジェイソン(Jason)である。これはギリシャ神話の英雄イアソン(Jason)が50人乗りの巨大アルゴ船(Argo)に乗って数々の冒険を行う物語から来ており、アーゴノートは、アルゴ船で冒険した英雄たちの総称である。VFA-147の全部隊番号VA-147時代のインシグニアは、英雄イアソンが空飛ぶ龍に乗っている絵柄、VFA-147の新しいシンシグニアは、恐らくイアソン(英語名ジェイソン)が冒険で使った兜と剣をイメージしたものと思われる。VA-147がA-7コルセア攻撃機を運用していた時代は、青龍刀の様な剣を尾翼に描いていたが、ギリシャ時代の剣とは明らかに違うので、改められたのかもしれない。マーキングとは言えある程度の時代考証は必要であろう。
前ページに続きVFA-147アーゴノーズの2025年4月岩国基地における訓練風景をお届けする。
↑ 飛行訓練前の点検時やエンジンのウォーミングアップ時は、翼を畳んだ状態で、タキシング中に翼を広げる。
↑ F-35Cは、全長でA/B型とほぼ同サイズであるが、全幅では2メートル以上大きい。またカタパルト発艦装置を組み込んだ丈夫な前輪と主脚も持つため全高も10㎝ほど高いのである。またA型の細いテールフックと比べ、着艦用のぶっといフックを持っている。
F-35C/NF-304/Bu.No.170091
F-35C/NF-311/Bu.No.170099
F-35C/NF-305/Bu.No.170094
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