2000年の辰年に因み”黄金龍年”として写真(下)のFA/18C (NF-301)の胴体に書き込まれた”2000年龍”
"Year of Golden Dragon" painted on body of FA-18C (NF-301)
私がコダックのテクニカルPANフィルムを使わなくなってもう十数年が経つ。,私が白黒フィルムに頼り切っていた時代には、後に白黒フィルムが無くなってしまうという未来は全く予想も出来なかった。極超微粒子と言われたこのフィルムを使いこなす事は、かなり難しい薬剤の調合、現像時の温度管理が求められる。其の為、試行錯誤で中々満足の域に至らなかった。漸く少ずつ使い慣れてきた頃、肝心のフィルムのほうがデジタルカメラの普及から需要が衰え、それが理由で生産中止となってしまった。VFA-192のランディングを撮ったこのカットは、TEC-PANでの私のお気に入りの一枚であった。 
VFA-192
彼らの部隊名の前には、「World Famous Golden Dragons」の文字が。それにしても米軍の部隊名に「World Famous 〜  」と付く部隊名が結構あるのだ。直訳すると「世界的に有名な〜」だか、ニュアンス的には・・「世界に冠たる〜」って感じだろうか。
私は、同隊がA-7コルセアを使用していた時代には、1度もお目にかかったことがなかったが、1987年にCVW-5の所属になってからすっかり馴染みの部隊となった。
 元々は、1945年にアトランチック・シティで創設された飛行隊で、当初はグラマン社のF-6Fヘルキャットを使っていた。その時はファイティング・カンガルーと言う可愛い名前の部隊だったのだ。今のドラゴンを使い始めたのは1950年ぐらいかららしい。 
(1991)
Dragons in Hanger
部隊創設50周年記念の5つ星
dragon of 50's anniversary(1995)
煙は、排気煙ではありません。
BBQ's Smoke with the dragon
The nest of Dragons !(1999)
He must havebeen drunk then.
(1988)
(1988)
ここで年代順にModex-300番台を並べてみまる。まずはUSSミッドウェイに配備されたばかりのVFA-192 NF-300.ドラゴンが暗いグレーで書き込まれ 胴体に”USS MIDWAY”の文字、もちろんA型です。その後は、下の写真 ドラゴンが薄くなってしまったが、擬似コックピットが濃く書き込まれた。
(1988)
Modex-312
Tail-Marking (1997)
Tail-Marking (1995)
朝鮮戦争を題材とした”トコリの橋”という映画。この映画はその後ビデオにもなって販売され、友人からコピーをもらって見たことがある。朝鮮戦争を題材としたテレビドラマでは、F-86を主役とした戦闘機部隊のテレビ番組が子供の頃放映されていた。確か番組名は”ジェット・ファイター”と記憶するが、米空軍もので週1回の放送でお茶の間を楽しませてくれていた。一方”トコリの橋”は、米海軍の空母艦載機が主役でこの映画は当時珍しい存在だった。確かアメリカ映画にしては珍しくハッピーエンドではない顛末である。記憶では、主人公が最後は撃墜され、逃げ場を失って地上で敵の弾丸に倒れる結末だったと記憶する。VFA-192(当時はVF-192)は、この映画でも紹介されたことから”World Famous〜”と付けたらしいが、トコリの橋などというB級映画を知っている人は、戦争映画マニヤを除けば殆ど居ないから本当にフェーマスかどうか・・・・・VFA-192は、F9Fパンサー戦闘機からFJ-4Bフェリー、A4D-2、A-4スカイホークを経て、1970年にA-7Eコルセヤ攻撃機を使用開始(何と17年もA-7Eを使っていた)、コルセヤ時代はUSSキティー・ホークに搭載され、私の世代のマニアでは”NH”のレターを付けていた印象が強い。1986年1月にFA-18Aに転換し 横須賀のUSSインデペンデンスに搭載されるようになってから、漸く我々にも馴染みが深くなった部隊だ。1991年にFA-18Cに転換、ホーネット時代はまだまだ続くだろうから、部隊として同一機種使用の最長記録が出そうだ。
(1991)
(1997)
(1997)
CO(2001)
XO(2001)
(2001)
(1999)
↑ 2001年2月前任のロナルド・ホートン中佐よりVFA-192を引き継いだデビット・C・テイラー中佐
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(1990)
(1990)
(1990)
(1990)
(1990)
(1988)
(1988)
(1988)
(1988)
(1988)
(1988)
FA-18C型になって最初の300番、なんとも色気がない・・・・ドラゴンも近づかないと何を書いてあるのかわからない。尾翼のフィンチップ下には母艦名”USS INDEPENDENCE” と書き込まれた。
NF-301(2000)
2004年春先から採用されたマーキング NF303(164909)をNF-300に塗り替えたもので 短い期間このデザインを採用したが 再び従来のパターンに変更されたので貴重なマーキングとなってしまった。
1998年に濃いブルーを基調として尾翼にゴールデンドラゴンが大書きされた(NF-300/164899)このマーキングは、2004年中盤に一時期変更されたが再び復活した。上の2枚は、当初のものと復活後のものである。テールレターの”NF”の位置が異なっているのと ドラゴンの絵柄に若干の違いはあるものの、ほぼ当初のものを踏襲している。裏側にドラゴンの背中が書かれており、裏表一体の凝った絵柄ながら、私はあまり好きではなかった。
Wings
1994年に部隊マークのドラゴン君はやっと金色ならぬ黄色に塗りこまれ、CAGの各飛行隊カラーがシェブロンの形で尾翼に縦に並んだ。フィンチップは、当初濃いグリーンであったが、翌年の1995年の飛行隊50周年に黄色に変更されている。(NF-300/Bu.No.163777)
NF-300(1996)
NF-300(2001)
NF-300(1994)
Tail-Marking (1999)