↑ 展示されたFA-18A/NF-100の機首コクピットラインには、当時の航空団司令”CAG”デーブ・キャロル大佐の名前が書かれていた。彼は元ブルーエンジェルスのリーダーだった人物である。合わせて”CVW-5”のページを参照されたし。
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1987年の秋、VFA-195飛行隊がCVW-5の仲間入りをして厚木に移動をしてきた。永らくF-4J〜Sと言ったファントム戦闘機に親しんでいた厚木の海軍機ファンにとって、F/A-18は初めて見る海軍の新鋭戦闘機。来日の情報は事前にマニアの察知する所となり、初飛来の日は厚木基地の南側国道沿いは押し寄せたファンで一杯となった。皆が期待していたのが、F/A-18Aの尾翼に大きく書き込んでいるであろう鷲のマークだ。A-7E時代の派手なマーキングでファンを虜にしていた飛行隊だけに、ロービジの時代となってしまったとは言え、VFA-195の新塗装には興味津々で第一編隊が刻々と厚木基地に近づくなか期待が膨らんだ。その日は結局第1陣の4機しか到着しなかったが、次々に舞い降りるVFA-195の尾翼に、うっすらと書かれていたマークに正直とても落胆したのは、今でも覚えている。翌年、厚木の公開で出会ったパイロットのフライトスーツは期待以上に派手なものだったが、戦闘機のマーキングはショーバードを除き、その後も暫くの間は地味さが抜けなかった。
FA-18A/NF-106/Bu.No.162831
↑ FA-18A 3個飛行隊となって初めての航空祭で、編隊飛行の為にタキシーするVFA-195のNF-112
FA-18A/NF-112/Bu.No.162905
FA-18A/NF-410/Bu.No.162833
FA-18A/NF-404/Bu.No.162829
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FA-18A/NF-103/Bu.No.162828
FA-18A/NF-400/Bu.No.162837
↑ 1988年デモフライトは、何とFA-18A 12機とA-6/EA-6Bの16機編隊であった。
↑ 1989〜1990年、どの機体も両翼の燃料タンクの先端をダークグレーで飾っているが、暫くすると消されることになる。
↑ ”NAVY"の文字がダークグレーで黒く見える機体が現れた。
FA-18A/NF-100/Bu.No.162837
↑ フニュ君が撮影した厚木基地 R/W-19を離陸するNF-102/Bu.No.162827。艦名も”NAVY"表記もほぼ黒に近い色で塗られ、すっきり押したイメージの機体。
↑ 数機のVFA-195FA-18Aには疑似コクピット”フォールス・キャノピー”が書き込まれ始めた。
FA-18A/NF-104/Bu.No.162829
FA-18A/NF-107/Bu.No.162832
↑ 一部の機体は、部隊マークがより暗いグレーに塗り替えられていた。NF-107も其の1機である。もちろんModexも”407”から”107”に書き換えられた。この年の厚木基地航空祭は、観客とCVW-5の戦闘機列線との距離感は相当あって撮影は300o望遠レンズ中心となった。
FA-18A/NF-104/Bu.No.162829
↑ 初飛来した11月以降 直ぐにModexを100番台に変更して飛行訓練をするVFA-195のFA-18A。フニュ君が早速厚木基地で訓練模様を撮影し送ってくれたが、Modex以外は飛来時のマーキングに変化なし。”NAVY"の文字もライトグレーのままである。
FA-18A/NF-110/Bu.No.162833
↑ 同じく1988年に展示されたNF-100の全体像。テールレターは、ラダーではなくその内側に書かれているが、後にラダーに移動することになる。VFA-195は、安全賞を獲得していたらしく 機首に”S”の文字が。
FA-18A/NF-106/Bu.No.162831
↑ ハワイからの長距離移動の為、ご覧の通り全機3本の燃料タンクを付けている。