↑ 2019年に確認されたショーバードで、これも写真が少ない。デザインはそれまでのものと大きく異なり、ラダーに部隊名が書かれている。尾翼付け根の空気取り入れ口に書かれた“HELL’S BELLES”は、WWⅡ時代のインシグニアにあったマスコット名でF4-Uコルセア戦闘機に跨ったLadyの名前?。この機体Bu.No.からショーバードに指定されたものと考えられる。BU.No.165311

クレイグ・E・シャフナー中佐率いる200名の海兵隊員と8機のハリアーで日本に派遣されたVMA-311は、先に配備されたF-35Bの敵役なども務めたようである。写真は、2017年5月12日13時頃、厚木で撮影されたもの。トム猫のマークは見当たらない。

↑ 2011年版ショーバード、赤いハートだけでなく尾翼のエッジにも猫爪の引っ掻きマーキングが入っている。このマーキングは恐らくアメリカ本国以外ではほとんど撮影されていないが、機体そのものは翌年デザインを少し変えて日本にも飛来いたので、そちらの方の記憶が明瞭となった。Bu.No.165584
2010年版ショーバードでA-4スカイホーク時代のラダーの色分けを踏襲したデザイン。引き裂かれたハートは先代のマーキングを引き継いでいる。20105月の岩国基地でも展示されている。Bu.No.165572
↑ 2007年のショーバードで久々に部隊としてブラックテールが復活させたもので、前年2006年には51番を付けて丘珠のページェントにも展示された。この後VMA-311はデザインは異なるが、一貫してブラックテールを継承したショーバードを繰り出している。尾翼は猫爪で引き裂かれたハートである。この機体2012年WL-00として嘉手納にも飛来しているが、オールグレーのマーキングであった。Bu.No.165397

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従来の尾翼から機首に移動した”トムキャッツ君”
私自身はVMA-311とはすっかり疎遠となって何年も見る事がないが、2012年上半期は百里への展開 岩国FSDでのデモフライトと活躍の場面を見せてくれたようだ。写真は、フニュフニュ君による岩国FSD2012年5月5日デモフライトの様子。
VMA-311
VMA-311がAV-8B部隊として、最後に岩国に配備されたのが2017年1月28日。その4か月後の5月31日には本拠地アリゾナのユマに戻ってしまった。日本に最後に配備されたハリアー部隊として記録される事になった。今後は、強襲揚陸艦に乗って外来機として飛来することはあっても航空祭などで展示される機会は殆ど無くなるだろうから、恐らく日本ではこの部隊がハリアーの見納めとなるだろう。2007年以降は毎年美しいショーバードを披露して航空マニアを楽しませてくれたこの部隊にエールを送りたい。私は最後にこの部隊を撮ることができなかったが、フニュフニュ君が厚木に飛来した最後の2機のハリアーを撮影していたのでそれを送って来てくれた。早速ページ末にUPしたい。
↑ 2012年デザインを少し変え再登場した。変更点は、尾翼にトムキャットが復活した事と斜文字が無くなった事。引っ掻きマーキングも一掃されたことである。日米訓練で百里にも飛来しマニアを歓喜させた機体であった。Bu.No.165584
Wings
↑ しばらく間を開けてショーバードが再び復活したのが2016年で、爪による大きな引っ掻き傷がデザインのポイントである。ゲートウェイ空港で撮影されたもの以外アメリカ本土での写真も少なく、航空ショーへの展示が殆どなかったマーキング。BU.No.165001