↑2009年頃の部隊の標準マーキングの1つ。部隊の中にはライトグレーのハリアーとこのダークグレーを基調としたハリアーも同時に混在していた。機首には新しく考案されたフクロウのシルエットが描かれ始めた。Bu.No.165419
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VMA-513
(1994)
↑ 2013年のボスバード、従来以上に凝ったマーキングで仕上げられ 文字も特殊な文字で統一されている。尾翼付け根の空気取り入れ口に6つの星が描かれているが、意味は不明。この塗装で岩国にも駐留していた。なお機首のフクロウは尾翼に移動しメタリック調のもので目が赤い。BU.No.165580
VMA-513は、WW-Uの後期1944年2月に海兵隊の攻撃機飛行隊として創設されているので、結構古い部隊である。日本人からは”グラマン”と忌み嫌われた代表的な海軍戦闘機F-6Fヘルキャットが最初の使用機で、VMF-513は1945年になってグアム・サイパン攻略戦に参加、沖縄戦にも出ている。F3Dスカイナイトのジェット戦闘機を受領して朝鮮戦争に参加の際は北朝鮮機を夜間撃墜している。この頃位から現在の部隊名”Nightmare"が使われるようになったようだ。全天候ダグラスF4Dスカイレイを経て1963年8月に海兵隊3番目のファントム飛行隊としてF-4Bを受領している。ファントム時代は、尾翼に黒で”WF"と入れたシンプルなマーキングで後までこの伝統?は受け継がれる。F-4B時代の部隊ナンバーはVMFA-513である。
機体が海兵隊グレーに塗り直されて以降、嬉しい事は、インシグニアに因んだ梟のシルエットを尾翼に書込み始めた事だろう。しかも 機首には部隊のインシグニアまで入っている。尾翼を良く見ると「月&星」も書かれているのだ。↓
上下写真は、1995年12月3日 浜松基地祭に参加したWF-24(163668)とWF-07
↑2010年の登場した第3代目のブルーテール。尾翼のデザインは基本的に2代目と変わらないが、機体の全体塗装がライトグレーからダークグレーに変わっており、機首のフクロウの絵柄も新しいものになっている。

↑ 1991年5月19日に厚木基地で開催された”wings'91"でデモ飛行を行ったWF-02/Bu.No.162957と予備機として駐機していたWF-07。展示機としてはWF-05があった。

上下2枚の写真は、厚木に飛来したVMA-513のAV-8Bであるが 強襲揚陸艦に搭載されている時期であるため HMM-262(Rein)のテールレター”ET"を付けている。ハリアーが原隊の部隊テールレターではなく HMM(Rein)のレターを使い始めた初期の頃は、非常に珍しい感覚で撮影をしたが その後原隊レター以外のレターを付けたハリアーを目にすることが多くなって 次第に原隊のレターのほうが貴重に思えるようになった。
(1991)

Bu.No.163863(1996)

(1991)
(1991)

↑ 1993年のマーキングで、配色は2種のグレー系等色。明るいサンドグレーを基調に胴体上部中央の光を反射しやすい場所をダークブルーグレーで塗っており この時期ハリアー各飛行隊の基本塗装であった。VMA-533は、尾翼に大きなフクロウのシルエットを入れていた。 Bu.No.163863

最後は、ライトグレー色を基調とした標準塗装例をイラストにしてみた。給油の際に展開する受給用ブームを展開させた状態を再現。BU.No.165575
↑2001年岩国にも駐留していた頃のマーキングで 飛行隊長ガーネイ中佐の機体である。このボスバードのみラダーの電光が黄色で塗られていた。機首のフクロウは羽を広げた姿で書かれており 機首のフクロウはしばらくの間このデザインが踏襲されていくことになる。Bu.No.164546

↑ 2007年レーダーハリアーに施されたブルーテールの綺麗なマーキングがこれである。他の飛行隊のブラックテールへの対抗もあったかもしれないが 悪夢の暗い夜空をイメージしたものであろう。マニアからの評価の高いマーキングであった。記入された文字は斜文字が使われている。Bu.No.165385

↑ 2008年に上の塗装を踏襲した新しいボスバードがデビューした。よく似ているので機体が変わったことにも気付きにくいが、微妙にマーキングも異なる。斜文字が無くなり ラダーの電光も細くなった。また 機首のフクロウのシルエットも1色ものに変更されている。Bu.No165006

↑ 1980年代に松野氏が岩国のちびっこヤング大会で撮影されたグリーン系迷彩時のAV-8B。ロービジ塗装が徹底され、尾翼のビューアルナンバーも写真では判明しない。

VMA-513ナイト・メアーズは、1987年10月にAV-8B ハリアーUを受領している。この頃の海兵隊の航空機はダークグリーン2色とミディアムグレーの迷彩で統一されていた。特にこの時期のVMA-513のマーキングは、テールレターWFが書かれているだけのシンプルなもので淋しい。渡辺明氏がポイントマグーで撮影されたもの。
Wings
AV-8B