このVMA(AW)-332もまた海兵隊で多くの任務に携わってきた飛行隊である。1943年に設立された時は、急降下爆撃機ドーントレスが宛がわれ、爆撃任務からスタートとしている。その後F4Uコルセア戦闘機を受領して朝鮮戦争に参加しているが、この頃コルセアの尾翼には”MR”のテールレターが書き込まれており、多分巨人軍の長嶋監督のように「ミスター・・ミスター」と呼ばれ、それが紳士の象徴であるシルクハットとステッキを機体に書き込む経緯となったと言われる。実に判り易い比喩だのう・・・つまり、これがハットとステッキの謂れとなっている。
また、朝鮮戦争で地上戦を戦っている海兵隊の仲間を勇気付ける意味で、コルセアのエンジンカバーを白く塗って赤い水玉を入れた機体で地上支援を行ったようである。こうした歴史が、今のインシグニアに反映されている。この飛行隊A-4スカイホークを経て 1968年にA-6イントルーダーに機種更新し、私が厚木に撮影に行きだした頃岩国基地に配備され、時々撮ることができた。黒い尾翼に月と星がとてもきれいにデザインされ、A-6Eの部隊で最も好きだった。しかし 嘉手納でふんだんに撮れるチャンスが来たときには、オールグレーのロービジ塗装になっていた。
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↑ 撮影日、撮影場所共に不明ではあるが、尾翼のマーキングがはっきりと判る写真である。VMA(AW)-332所属のA-6A/Bu.No.154168。E型改造後 VMA(AW)-533に移動して空母で運用され”AA-506”のModexだった機体。
↑ 上のイラストも”POLKA DOTS”時代のマーキングで、インシグニアの水玉は、F6FやF4U時代から継承していたものである。元々レターが”MR”を使用していたことから、ミスター(紳士)の身だしなみの象徴であるステッキとハットを書き加えたそうである。A-6A/Bu.No.152634
(1988)
↑ 部隊名「ポルカドッツ」(水玉模様)に合わせて、ラダーや増装タンクに水玉模様を入れたA-6A。ポルカは元々チェコのダンス名で其の衣装に水玉模様が使われるようになって以降、水玉模様の固有名詞化したもの。同隊では大戦中のF4U-1コルセア戦闘機時代からこの水玉模様を使っていた。A-6A/Bu.No.155591
↑ 1974年3月に撮影されたVMA(AW)-332のA-6A/Bu.No.157002。1971年から同部隊で活躍してこのマーキングであったが、この機体は海軍で使われる時間が長かったようで、E型へ改造後VA-35等を経て最後はVA-34で引退している。
←岩国でA-6Eの前でポーズを取ってくれたパイロット。パッチは、変更前のものである。
↑ 1973年3月にユマ海兵隊航空基地で撮影されたVMA(AW)-332のA-6A/Bu.No.155646。1972年迄VMA(AW)-224にいた機体で、同部隊がUSS
コーラルシーに載ってベトナム戦に参加した際は、”NL-501”を付けていた。E型に改造後、TRAMも装備され、1984年には岩国基地に駐留して”WK-00”を、1985年には”EA-11”のModexを付けていた。(本ページ下段に再登場する)