VMFA(AW)-332

↑ 本飛行隊にF/A-18Dが配備されて暫くの間は、A-6E時代のデザインをそのまま踏襲して機体に書き込んでいたようだが、1996年イタリアのアビアーノに作戦配置された際は、テールレターが「EA」と「BM」の両者が存在していた。ポルカポッツのラインが入っているタイプもあり 地味ながら多様なマーキングが存在した期間であった。F/A-18D  Bu.No164884

「MOONLIGHTERS」(月光部隊)は、前ページでも書いたが、「POLKA DOTS」(水玉模様)と言う部隊名だった。ステッキとハツトの組み合わせは変わらないものの、F/A-18Dになって新しい部隊マークには髑髏が付け加えられ、その頭にステッキが刺さっている。1976年7月に岩国のMAG-12に配属された頃、A-6Eの大きな尾翼は黒く塗られ月光が描かれていた。海兵隊のA-6部隊で非常に人気のあったマーキングで厚木にも時々飛来したが、私はこの塗装のものをEA-07/EA-08の2機しか撮ることが出来なかった。本来 F/A-18Dになって 他の部隊のように流行のブラックテールは、本来この部隊でこそ再現してもらいたかったが、それもないまま2007年4月1日に部隊は解散となった。残念である。
私は1999年以来3年ぶりに 嘉手納を訪れた。5月の初旬と言うと沖縄の「梅雨入り」時期である。テレビの天気予報では滞在の4日間毎日「曇り時々雨」であったが、実際は毎日晴れ渡った。天気には恵まれたものの、MARINEの外来はVMFA(AW)-332のFA-18D(EA-04/07)の2機のみ。しかも1機しか訓練フライトせず淋しいものだった。EA-07はカメラを機首につけたタイプだったが、フライトしたのはノーマルのEA-04。それでも撮れただけ良かったと考えねば・・・(2002年記) 
 Take off /Kadena 10 May-2002
Insignia of 2nd marine Division

↑1999年のマーキングは、第二次大戦中にF-4Uコルセア戦闘機時代のテールレター「MR」に由来するミスター“紳士”のシンボル ステッキと帽子が復活した。スカルのデザインは全くの新規であるが、部隊インシグニア自体にこのスカル紳士に変えてムーンライターの影は残っていない。F/A-18D  Bu.No.164989

 ↑ 2002年当時岩国に派遣されていたEA-00ショーバードに書かれたカラーマーキング。岩国で一部のマニアにしか撮影されておらず,貴重な写真になっているはずだ。帽子をかぶったスカルは、ステッキが胴体にかかるほど全体を尾翼下部に描いているが意図が不明である。尾翼チップの「00」は、間隔を取った書き方で特徴的であった。F/A-18D BU.No.164705

↑ 2007年部隊解散を控えてショーバードに施されたカラースキームで、左右につけられたステッカーが異なる。尾翼のマークは完全にムーンライターに回帰しているが、機首には古い伝統のポルカドッツを忘れていない。マーキングは引退セレモニーに別に機体にも施され,部隊関係者との集合写真に使われたようだ。F/A-18D BU.No.1649647

Wings
HOME
嘉手納で撮れなかったEA-07&04のカメラ付の機首を持ったFA-18D、何と厚木のちびヤン時の撮影である。ちびヤンも甘く見て行くのやめたりすると こんなナイス・ショットを逃すことになる。フニュフニュ君はこのチャンスを逃さなかった。エライ!

↑ 2005年に現れたショーバードは、飛行隊が傘下にある上部組織のインシグニアなど各種の海兵隊インシグニアを両尾翼に書き入れた、左右の尾翼で全くデザインは異なる。尾翼左側は、第2海兵師団のマーク、右側は、第2海兵遠征軍(UMEF)のマークである。この部隊では、これまでショーバードにこのF/A-18D Bu.No.164705を使うことが多く この機体に拘りがあるようだ。

↑ 2004年ミラマーに展示されたショーバードで久々にA-6E時代のムーンライター「月光」が復活した。尾翼と燃料タンクにも流れ星が復活しているが、ポルカポッツのラインも生かしたデザインとした。 F/A-18D Bu.No.164705