↑ 本飛行隊にF/A-18Dが配備されて暫くの間は、A-6E時代のデザインをそのまま踏襲して機体に書き込んでいたようだが、1996年イタリアのアビアーノに作戦配置された際は、テールレターが「EA」と「BM」の両者が存在していた。ポルカポッツのラインが入っているタイプもあり 地味ながら多様なマーキングが存在した期間であった。F/A-18D Bu.No164884
(2003)
↑ 2002年当時岩国に派遣されていたEA-00ショーバードに書かれたカラーマーキング。岩国で一部のマニアにしか撮影されておらず,貴重な写真になっているはずだ。帽子をかぶったスカルは、ステッキが胴体にかかるほど全体を尾翼下部に描いているが意図が不明である。尾翼チップの「00」は、間隔を取った書き方で特徴的であった。F/A-18D BU.No.164705
↑ 2005年に現れたショーバードは、飛行隊が傘下にある上部組織のインシグニアなど各種の海兵隊インシグニアを両尾翼に書き入れた、左右の尾翼で全くデザインは異なる。尾翼左側は、第2海兵師団のマーク、右側は、第2海兵遠征軍(UMEF)のマークである。この部隊では、これまでショーバードにこのF/A-18D Bu.No.164705を使うことが多く この機体に拘りがあるようだ。
↑ 2007年部隊解散を控えてショーバードに施されたカラースキームで、左右につけられたステッカーが異なる。尾翼のマークは完全にムーンライターに回帰しているが、機首には古い伝統のポルカドッツを忘れていない。マーキングは引退セレモニーに別に機体にも施され,部隊関係者との集合写真に使われたようだ。F/A-18D BU.No.1649647
↑ 2004年ミラマーに展示されたショーバードで久々にA-6E時代のムーンライター「月光」が復活した。尾翼と燃料タンクにも流れ星が復活しているが、ポルカポッツのラインも生かしたデザインとした。
F/A-18D Bu.No.164705
↑1999年のマーキングは、第二次大戦中にF-4Uコルセア戦闘機時代のテールレター「MR」に由来するミスター“紳士”のシンボル"ステッキと帽子"が復活した。スカルのデザインは全くの新規であるが、部隊インシグニア自体をこのスカル紳士に変えて、以前の部隊名ムーンライターの影は何処にも残っていない。F/A-18D Bu.No.164989