2025年3月海兵隊のブラックシープ飛行隊が、F-35Bになって岩国基地に帰ってきた。VMFA-312のFA-18C/Dの交代として、岩国常駐ぐたいを除けば、それまでのレガシーホーネット戦闘機部隊から初めてステルス戦闘機の派遣となったのである。2022年3月にAV-8BハリアーからF-35BライトニングⅡに機種変更して、部隊名も”VMA-214”から”VMFA-214”に変更されている。ブラックシープと言う部隊名の謂れはVMA-14/A-4Mのページを参照願いたい。
↑ 岩国撮影行最終日、午前中から強い南風が吹きR/W-20運用、漸く海をバックにF-35Bの着陸シーンが狙える。この日も4機が訓練に出た。2025年4月現在 同隊は岩国基地に10機のF-35Bを展開している。
↑ 撮影2日目も午後になってVMFA-214のF-35Bは、3機が離陸して訓練地に向かった。WE-01/02/08の各機はR/W-02で離陸し、訓練終了後も風向きが変わらず同じR/W02で着陸した。R/W20での着陸は明日に期待しよう。
↑私の岩国基地撮影行2日目から飛び始めたVMFA-214の隊長指定機WE-01/Bu.No.170053。コックピットの左側縁には、伝統のボニントン大佐名とPAPPYの愛称が書かれていた。正確には「COL.G.H.BOYINGTON
"PARRY"」となっている。
↑ 岩国行初日から2機のF-35Bが飛行してくれた。午後遅くの離陸であり、戻ってきた時には陽は傾きかけていた。ステルス戦闘機部隊の為、派手なマーキングには期待できないが、それらしいデザインでハリアー時代を思い出す。贅沢を言えば将来は黒羊の頭を描いてもらいたいものである。
F-35B/WE-05/Bu.No.170057
F-35B/WE-02/Bu.No.170054
F-35B/WE-04/Bu.No.170056
F-35B/WE-01/Bu.No.170053
click here
F-35B/WE-04/Bu.No.170056
↑ WE-01は、星が青色で描かれ白い縁がある。Modexの”01”と胴体の”VMFA-214"も同様の仕上げになっており、WE-00は通常塗装である。リフトファンカバーには、本拠地ユマ海兵隊航空基地のあるアリゾナ州旗が書かれていた。
今の所、海兵隊は350機近いB型を導入する予定であり、これらは一部の部隊を除き、将来的に日本でも撮影のチャンスがあるだろう。空軍に比べ隊長指定にに限定はされるものの、カラーマーキングがかなり一般的になっているので、航空マニアとしても、次の部隊の派遣も含め楽しみが増える。
F-35B/WE-02/Bu.No.170054
F-35B/WE-08/Bu.No.170062