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2024年11月の半ばに、12月初旬に三沢基地で岩国基地海兵隊のFA-18C/D 10機が飛来し日米共同の訓練が実施される旨通知があった。日程は、12月2日から13日までの2週間と言う比較的長いスケジュールである。海兵隊側の人員も220名と規模が大きいので、チェック312C/Dの飛来を期待して、訓練初日から三沢展開してみた。チェック312Dは既に11月末に三沢に飛来していたので、今度は小松での轍を踏まぬよう、連続して4日間の日程を組んだのである。結果から言えば、赤黄のチェック312Cは飛来なし(岩国でも、格納庫に寝ているのか消息不明)、一方のチェック312Dは、訓練期間中またまた故障で一度も姿を現さず、収穫なしに終わった。但し星条旗のDR214は、天候に関わらず、毎日飛んでくれたので、雪レフでの条件でも撮影できて、これは良かった。レポートが少し遅くなったが、当時の様子をお届けしよう。(2025年2月 記)
↑ 訓練初日は、バリバリの晴天であった航空自衛隊のF-35Aは、朝早くから飛行訓練を始めていたが、海兵隊は10時になって漸くエンジン音が聞こえる体で我々ギャラリーの前に姿を現したのは、10時半を回っていた。しかも午前中のフライトは、40分にも満たない短いもの、離陸後1時間を見越して、着陸ポイントへ移動したが、全く間に合わなかった。午後は14時過ぎに2回目のフライトが始まったので。離陸後直ぐに移動して何とかゲットできた。
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↑ つい最近までレッドデビルスの”WT"と赤いチップラインを入れていたModex-25の機体だが、塗装を落し背中に部隊ナンバーだけを入れて参加した。
↑ ご覧の通り今回飛来しているVMFA-312の機体には、真面なマーキングを施された機体が少ない。上写真の4機のFA-18C/Dで完全なマーキングは、DR-947だけである。FA-18C/Dを使っている残り少ない飛行隊は、F-35B/Cに機種転換した際に、飛行時間が残っている機体を寄せ集めて編成しているので、DR-214のようにVMFA-115の時の塗装をそのまま継承したり VMFA-232の塗装を落してそのままだったり、要はわずか半年の派遣期間で、マーキングを揃える必然性も薄いのであろう。