VMFA-312
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昨年10月7日に岩国基地に飛来したVMFA-312のFA-18C/Dは日本各地でファンを沸かせ、また隊長機が飛ばない事で落胆させ、いよいよ帰国の途についた。2025年3月12日全12機が一斉にエンジン音を轟かせ、レガシーホーネットの最後の姿?を集まった多くのギャラリーの前で披露して旅立った。話題の多かった特別塗装のFA-18C/D,特にF-4J時代の赤黄のテールマーキングを復刻したFA-18Cは、この半年間殆ど岩国基地の格納庫に収まって姿も見せず、地元の航空ファンですら余り撮影の機会に恵まれていなかった。また合同訓練に出て行っては地元で故障してフライトも殆ど無しに岩国に戻ったチェックのD型・・・同隊の交代で飛来したVMFA-214のF-35Bに簡易ハンガーを譲って屋外に出た各機に対し、岩国基地に駆けつけた多くのマニアが熱い視線を送った事だろう。神戸在住のWhite Bearさんから3月12日の旅立ちの様子を送って頂いたので、本項でご紹介したい。
↑ 派遣期間が終わりに近づき、帰国準備に入って漸くエンジンテストなどで数回フライトしたチェックのC型。来日以降1度普天間に飛行して以降、岩国基地を出ていないと思われ、格納庫で寝ている事が多かった。
↑ VMFA-312がF-4Jファントム戦闘機を使っていた1976年当時の特別塗装で、丁度アメリカ建国200周年に合わせて衣替えした時期のマーキングを復刻したもの。FA-18Cになって初めての復刻版であり、撮影の機会に恵まれたかったものである。
↑ 同隊のスペシャルマーキングの中で一番伝統的なスタイルと言えるチェックのD型。この機体も小松基地日米共同訓練で1フライトでコケ、三沢基地でも調子を崩し本番に参加できず、ファンを落胆させた機体だった。
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Wings
↑ White Bearさんによれば、同隊12機は、4機ずつのグループに別れ、C/S ”JEST-11/12/13”の順で曇り空に離陸したそうである。DR-214の燃料タンクはチェックではなく★の帯である。