VMFA-323
1979年の11月のWest-Pacで USSコーラルシーに載って航海した際に嘉手納に降りたVMFA-323のF-4N”NK-104”と”NK-106"。後方にはVMFA-531のF-4Nも見える。MCASエルトロを拠点にしていた為 めったに日本で見られなかった飛行隊が空母に搭載されて訓練に参加して我々の目の前に現れた。
Page-3
1970年代末期アメリカ海軍には3隻の古い空母が残っていた。CV-43/CV-42/CV-43のミッドウェイクラスの空母である。これらは、太平洋戦争中に活躍したエセックス級の後継艦として大戦中に6隻が計画され3隻が完成、その後の大幅な改造で排水量は大きく拡張されたが、戦後に造られたフォレスタル級と比較しキャパが足りず、F-14A等の新鋭機を乗せる事が出来なかった。既に退役計画の話は出ていたが、空母が足りない海軍としてはまだまだ捨てるわけにはいかなかったのである。その内の1隻がUSSコーラルシー(CV-43)であるが、1979年11月に今話題のイランでアメリカ大使館人質占拠事件が発生して、空母打撃群を編成して中東方面に航海に出る際、VMFA-323/531の海兵隊戦闘機部隊を載せて出港している。アラビア海では最新鋭の原子力空母ニミッツと共同してイランを牽制している。本ページはこの頃のVMFA-323を写真とイラストでご紹介する。(2026年3月 記)
F-4N/WS-00/Bu.No.150480
F-4N/WS-07/Bu.No.151446
F-4N/WS-02/Bu.No.153008
↑ アラビア湾への派遣任務を終えアメリカ本土に戻ったVMFA-323のF-4N達。上の4枚は何れも1980年10月に、彼らの本拠地エルトロ海兵隊基地で撮影されたもので、WS-00以外はガラガラヘビのマスコットも無いさっぱりした塗装である。但し尾翼の茶色い帯のダイヤモンドは上が8個、下が18個、水平尾翼が5個と。過去最高の多さである。
1979年11月にアメリカの西海岸の港を出港したUSSコーラルシーは、CVW-14傘下の航空機を搭載して、11月中には沖縄近海まで来ており、CVW-14の所属機F-4N/A-6E/A-7E等数機を嘉手納基地に飛来させている。写真は沖縄地元出身のマニアだったD君の撮影によるもので、彼は当時未だ高校生だったが、6x7のカメラを使用して、休みには撮影に来ていた。嘉手納で撮影を行うマニアの大半が本土からの来客か、沖縄で仕事についている本土人(ウチナンチュウ)だった中、沖縄の地元のマニアとして先駆けで頑張っていた彼も、今では孫の居るオジイちゃんでとなった。
↑ 1980年の年末にMCASエルトロで確認されたWS-00、中東方面の航海から帰り海兵航空師団傘下に戻ったVMFA-323のF-4Nは、再びテールコードを"WS"に戻し、津城塗装となっている。ラダーのガラガラ蛇もCAGカラーが無くなっていた。F-4N/WS-00/Bu.No.150480
HOME
NEXT
click here
F-4N/WS-05/Bu.No.152321
F-4N/WS-06/Bu.No.151514
Wings
↑ F-4最後の写真は1982年7月にバックレイ空軍基地で撮影されたVMFA-323のF-4Nで、久々に可愛いガラガラヘビが復活している。胴体の帯が追加され、尾翼のラインもラダーまで延ばされている。尾翼下方の帯にはダイヤモンドが23個となっていた。
↑ 1979年11月にサンディエゴを出港したUSSコーラルシーは、韓国/シンガポール/タイなどを経由しアラビア海に入っている。この時嘉手納基地にも数機が飛来している。CAG指定機のNK-100は、ラダーにCVW-14傘下の飛行隊のスコードロンカラ―を入れたガラガラ蛇を描きセンタ-タンクにも蛇を書き込むなど派手なマーキングであった。F-4N/NK-100/Bu.No.150480