”Gray Ghost”のニックネームを持つこの部隊は、太平洋戦争中の1942年11月で、ノースカロライナ州のMCAS Cherrypointで誕生している。飛行隊が最初に受領した機体は、双発プロペラ機ベンチュラである。この古い双発機で太平洋戦線にでた彼らの任務は夜間の爆撃であった。この任務の関係で最初の部隊番号は、VMF(N)-531としてスタートしている。太平洋戦線ではガダルカナル方面の日本軍と対峙して、夜間攻撃を得意としていた日本軍への対抗部隊として、第3海兵航空師団の傘下に入っている。1943年11月には日本海軍の一式陸攻を初撃墜したと記録されている。太平洋戦争中彼らは12機の日本軍機を撃墜、自軍6機の損害と17名の戦死者を出したそうだ。

第二次大戦終了後、部隊はチェリーポイントに戻り、F7F-3Nタイガーキャット戦闘機に更新、1948年10月に全天候戦闘飛行隊VMF(AW)-531に改称された。その後F-3Dスカイナイト/F4Dスカイレイ等の戦闘機に更新して1962年 F-4Bファントム戦闘機に更新された。

VMFA-531は、ベトナム戦争で海兵隊の2個大隊が 1965年4月にダナンに上陸した時点から 共に海兵隊飛行隊として始めてダナン飛行場に移動し近接支援のため作戦を開始している。この海兵隊のダナン上陸以降 ベトナム戦がエスカレートしたと言われている。初めてベトナムに展開したVMFA-531の面々には、当初は居住設備もなく また近接支援に必要な爆弾なども不足気味で 相当劣悪な条件下での任務を余儀なくされたようだ。 
↑ 1969年頃、エルトロ海兵隊航空基地で撮影された写真らしいが、撮影者オルス氏からのタン情報が無いので、詳細は不明。同隊は1968年4月にエルトロに移転し、第33海兵航空団(MAG-33)の所属となり、その後1971年にMAG-11の配属になっている。
↑ レードームが素材の色のままであるから、この塗装例はファントムを受領した極めて初期のものであるが、具体的な期間は不明。スカイナイト/スカイレイ戦闘機時代から使っていたテールコード「EC」と髑髏マーク、531を示す星が書かれていた。
↑ このマーキングは1969年頃のもので、ベトナムからアメリカ本国に戻りカルフォルニア州エルトロ海兵隊航空基地に移転した後に変えられたマーキングのようである。
Wings
click here
↑ ベトナム戦に登場して、当時の南ベトナムダナン基地に展開していた頃の有名なマーキング。レドームはグロスブラックに塗られ、尾翼には伝統の髑髏/三日月/電光が小さく書かれていた。彼らは1965年4月海兵隊戦闘機部隊の中で最初にベトナムのダナンに展開した飛行隊である。
Page-1
(1942~1992)
HOME
NEXT