↑ この写真も枠内の表記と異なるが、私が1977年の夏前に撮影したRF-4B/RF-611で、暑い日で陽炎がゆらゆらしていた。機首下部の白い塗装部分が一直線で面積も大きく、他の同隊の機体と少し異なった印象であった。
HOME
NEXT
click here
↑ 1976年5月の岩国基地航空祭の時の展示機としてRF-610は出展された。マニアから見れば一番の目玉であっただろう。このマーキングが施された最初の頃は、背中の分遣隊を示す「DET-3」の文字とUSS MIDWAYの艦名表記は無かった。フニュ師匠撮影。
VMFP-3
Page-2
VMFP-3はMCASエルトロをホームベースに、本部飛行隊13機の他,4機編成の分遣隊(Det)を3個持っており、日本にも航空母艦USSミッドウェイでの洋上偵察/その他戦術偵察任務の為岩国に分遣隊が派遣され、厚木基地でも度々目にすることが出来た部隊である。アメリカ海軍がジェット偵察機RF-8G以降、自前の偵察飛行隊を持たなくなった為、海兵隊のRF-4Bが空母に派遣されるようになり、我々航空ファンはRF-4Bを目にする機会を得ることになった訳だ。今では偵察用のPODを使う為、専用の航空機は作らなくなったが、当時は空軍も海軍もRF-○○と言った偵察専用機を多用した。
 1975年の夏ごろに岩国基地にVMFP-3の分遣隊が展開をし始めたそうであるが、目的は横須賀を母港としていた空母ミッドウェイの偵察飛行隊をこの飛行隊がVMCJ-1の後継として担当することになったからである。F-14Aを運用する他の大型空母でも、まだ多くがRF-8Gなど古い海軍機を使っていたが、VMCJ-1時代から何故かCV-41 ミッドウェイにはファントム偵察機が使われていた為、我々日本の航空マニアはアメリカ本国でもあまり撮れない海兵隊のRF-4Bを引き続き撮れることになった。そして 1976年には同隊のRF-610番にアメリカ建国200周年の特別塗装が施された。このマーキングは時期によって微妙に変化して行く事になるが、翌1977年まで基本塗装が維持されて、多くの航空ファンにお披露めされる。(2002年7月6日 記)
↑ 1976年 フニュウ師匠が厚木基地のお墓ポイントで撮影したアメリカ200周年記念塗装のRF-4B/RF-610。全体的に汚れは目立つようになってきており、時間の経過を感じる。
↑ 1977年5月の同日 基地内でWhite Bearさんが撮影されたもう1機のRF-4B/RF-614/Bu.No.153109。この機体はVMFP-3に配属になる前からVMCJ-1の「RM-22」として岩国基地にいた機体で、後の1987年10月にフィリピンのシビック湾沖で墜落して失われた。
↑ 1977年5月の岩国基地航空祭には昨年と同じ記念塗装のRF-4B/Bu.No.153107が展示されたが、Modexは「614」に書き換えられていた。White Bearさん撮影。
↑ 2機のRF-4Bはドラッグシュートを引いたまま、タキシーウェイを並走して海軍エプロンまで転がった。CVW-5の海軍機はスタッフがランウェイエンドでシュートを外すのが一般的だったが、この日外来の海兵隊機にはこのサービスがなかった。其の為 反って面白い絵が撮れることになった。
↑ その後、再度一部を塗り直し、綺麗に仕上げた時のものであるが、胴体中央にあった「SPIRIT OF AMERICA」のマークが消されてしまった。フニュ師匠撮影
↑ 写真内の表記と違い実際は1977年の春に撮影したRF-614。分遣隊番号が変わった為か、610番から614番に書き換えられていた。この時代、厚木基地の撮影ポイント”お墓”に一本だけ、人が3人まで登れる木があった。木の登ればフェンス越えでタキシーウェイを見下ろす事ができ、非常に魅力的な場所だったが早い者勝ちで、毎回このポジションを確保出来るわけではなかった。1977年のこの日、私はこのポジションを得て、たまたま飛来したVMFP-3の2機のRF-4Bがランウェイエンドまで転がってくれたことに興奮の坩堝となっていた。そして撮影に気合が入りすぎたのかカメラのフィルム巻き上げに力を入れすぎて、この写真を撮った直後フィルムがカメラ内で切れてしまったのだ。蓋を開ければフィルムは感光してオジャンであり、慌てた私は大和駅の写真屋さんまで行ってフィルムの取り出しをしてもらい、自宅で無事現像作業まで出来た、そんな思い出の写真である。
↑ フニュ師匠が厚木基地のお墓で撮影した時の「DET-3」「USS MIDWAY」等の文字が入っているフルバージョンとも言えるものをイラストにしてみた。RF-4B/RF-610/Bu.No.153107。この機体は1977年の上半期頃まで、Modexを「614」に変えても、この記念塗装を残していた。
↑ 1976年に故村重氏が岩国で撮影されたVMFP-3のRF-610号機。
Wings
↑ アメリカ本国のエルトロ基地でも、1976年には建国記念塗装が施された。岩国展開の分遣隊の機体と少し異なるデザインであるが、比較してみてほしい。背中のVMFP-3の文字は斜文字ではない。RF-4B/RF-10/Bu.No.153101。本機は1981年5月に事故で失われた。