VMFP-3は、海兵隊航空部隊の唯一の偵察隊として　組織は一本化されていたが　分遣隊形式で　グループ編成ごとに　任務地を変えて行動していた。分遣隊Ｎｏ、をDet-○○として　区別したが　1980年代から　このＤｅｔ毎にマーキングが異なった。この機体は狐が描かれているが　多分コールサイン「Romeo Foxlotto]から来ているのだろう。機体は、F-4N規格に進化しており、ASW-25BDeta-link や赤外線偵察システムが追加されているそうだ。

VMFP-3のDet．A（A分遣隊）として　岩国に配備されたRF-4B。この分遣隊は　ギャンブラースと言うニックネームをもち　サイコロを２つ尾翼に書き込んでいた。このサイコロの目は　モデックス26番だと”2”と”6”の目になっていたことが　面白い。何機同様の塗装があったかは定かでないが　21.24.26などが当時確認されている。

Insignia of VMFP-3 Det-A

1977年9月27日厚木R/W01で　離陸するVMFP-3”RF-611”（157344）　ご記憶に深いと思うが、この機体この後数分後に墜落して地上に激突、地上の住民3名が死亡する事故になった。（ご冥福をお祈りします）　正に離陸の時を捉えた写真でエンジンナセル付近から白い蒸気状のものが噴出している。何かが漏れ出しているのだ・・・乗員は脱出して無事だったが、厚木基地と米軍に対する風当たりがこの事故を契機に強くなり、反対運動に拍車を掛けてしまった。（2006年1月　記）