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ロービジとなったVP-1のP-3C/158915(2004年撮影)、VP-1の美しい尾翼を見慣れていた私にとって、こいつに初めて遭遇した時は流石にショックだった。尾翼のマーキングを見てもどこの部隊だか判らず、現像して初めて、VP-1のインシグニアである事が理解できたほどである。マーキングは今までのものとは比べようのない醜いものだった。しかし・・・これも現実であり受け入れるしかない。VP-1は、1991年からC型のアップデートⅢに更新しており、本機もこれに準じた改造を受けている。
↑ 1984年厚木基地R/W19に着陸するVP-1のP-3B。シャッタータイミングを間違って電線が入ってしまった。とほほ・・・これもModexに”9”を使用している。注目すべきは尾翼の夕日の描き方が変わったこと。
本項では、1980年以降のVP-1のP-3B/Cをご紹介する。1985年部隊ニックネームは”Fleets's Finest”から”Screaming
Eagles”に変更され インシグニアも尾翼のデザインに近いものに変った。
2006年5月の岩国基地航空オープンハウスに久々に展示されたVP-1のP-3C。考えて見えればそれまでVP-1のクルーを撮影するチャンスに巡りあわせが無かった。ノーマークのP-3Cの機体そのものには興味をそそられなかったが、新しいパッチを付けたクルーにはしっかりとファインダーに収まって頂いた。
They are crew of VP-1 at MCAS Iwakuni in May 2006.
↑ White Bearさんが1984年5月岩国基地航空祭で撮影されたVP-1のP-3B/YB-4/Bu.No.154804。機首にはメンテナンスチームが良い成績で賞を受賞したことが判る。VP-1はこの年1984年からC型に移行して行く。
↑ White Bearさんが1983年5月嘉手納基地で撮影されたP-3B/YB-8/Bu.No.153418。9機編成のVP部隊では一部の飛行隊を除き”8””9”は機首番が読み取りにくい為に欠番にし、”10””11”を使っていたが1980年代にVP-1で8番が存在していたのだ。
↑ 1985年10月三沢基地航空祭に展示されたVP-1のP-3C。私にとって航空祭で初めて間近に見たVP-1のオライオンだった。テールレター”YB"のYの書き方もB型時代と字体が異なる。
(2006)
(2006)
(2006)
2006年5月 岩国基地航空祭・・・こうなってしまえばVP-1の面影は 尾翼のチップを黒く塗っているところだけ。P-3だから証拠写真に1枚撮っておこうか位の気にしかならない。それでも国籍マークがフルカラーであるから、まだましな方か・・・しかし、このVP-1のP-3の展示を見た時は、自分の中で夢中になれたP-3の時代は終わったと思った・・・・
P-3C/BU.No.157329
(2006)
↑ 撮影日の記録が無いが2000年に撮影したVP-1のP-3C /Bu.No.160612。スキッパー機だけはカラーマーキングが入るようになった。
Tail-Marking of VP-1 (1984)
New Insignia of VP-1
P-3C
↑ White Bearさんが1985年5月に嘉手納基地R/W23で撮影されたVP-1のP-3C/Bu.No.156524。何とC型に更新されていた。
上の2枚のイラストP-3Bの写真とP-3Cの尾翼のデザインに注目していただくと・・・。B型とC型では尾翼のマークが異なるのがお分かりだろうか・・。良く注意して見るとイーグルのバックに描かれた夕日のグラディエーションがP-3B時代のものに比べ、C型の新塗装は色の境がはっきりしている。 実際にはB型時代の末期から変更されていたが、こうした所にP-3フリークは敏感に反応する。もちろん、私はB型時代のデザインが好きである。P-3C/YB-1/Bu.No.156508
↑ 夕日をバックに白頭鷲が飛翔する新マーキングに変っても、部隊名は”Fleet's Finest”のままだったが、1985年新マークに合わせるように”Screaming
Eagles”に部隊名も変化して行く。
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(2006)