VP-16

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P-3C/LF-567/Bu.No.158567
VP-16は、フロリダ州ジャクソンビル海軍航空基地をベースとし 長らく大西洋方面の哨戒を担当していた部隊だったため 日本で撮影できる機会はめったにあるものではなかった。太平洋戦後の1946年5月に設立した部隊で 最初の使用機はPBYカタリナ飛行艇。P2V-55を経てP-3の運用部隊となっている。
 日本には2008年に沖縄嘉手納に配備されたそうであるが、テールコードが付いていないので全く記憶に残っていなかった。2011年11月,それ迄のVP-40に変わって約半年間嘉手納駐留となったものの、最初は彼らのマーキングには期待していなかったが、何と隊長機には往年の赤いラインと”War Birds”の白頭鷲の絵柄が入っているとの情報が入った! P-3好きの私にとっては願ってもないことである。某国での仕事の都合を付け、休みを取って早速嘉手納基地に赴くこととした。

翌年2012年4月3日全国的に台風並みの強風が吹く中、羽田発の多くの便が欠航となったが、幸い那覇行きだけは出発予定時間を少し遅れただけで無事沖縄へ。翌日、期待を胸に朝一番でP-3Cの見れる場所に向かった。僚機に妨げられ、初日は全体の撮影はできなかったが、スキッパー機・LF-333が海軍エリアのエプロンに並んでいただけで運が良いと考えた。
(2012年5月 記)
P-3C/LF-012/Bu.No.161012
P-3C/LF-338/Bu.No.161338
P-3C/LF-283/Bu.No.160283
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↑ 2012年4月5日夕方、既に日は沈んでいたが、今撮っておかないと撮れるチャンスはないかもしれない。撮っておこう!翌日 4月5日は雨の多い1日となり、次の4月6日にはエプロンからLF-333だけが消えて姿が見えなかった。やはり少し暗かったが撮影しておいて良かった。Bu.No.161333は、以前はVP-65に所属していた機体でUpdate-Uである。
P-3C/LF-333/Bu.No.161333
↑ 2012年4月4日の1日だけでLF-333以外の5機のP-3Cが飛行した、このお陰で駐機ポジションが変わり、この日の夕方には一番東側に移動していた為シャッターチャンスが生まれた。
今回のVP-16の機体には、全機”LF”のテールコードとウォーバードが書き込まれていた、嬉しい限りである。但し ”VP-16”の表記は一切なし ↑写真のLF-567は、Bu,No,158567で長い間VP-16に所属している機体。

↑ 今回 嘉手納基地で唯一ノーマークで所属が判らないP-3C BMUP+/Bu.No.161590。

P-3C/LF-610/Bu.No.160610

↑ 2010年のVP-16のスキッパー機、下の写真のLF-333とほぼ同一のデザインであり、LF-333はこの機体からの踏襲かもしれない。P-3C/Bu.No.158927

↑ 2002年のVP-16のスキッパー機、ロービジが主流の世界で尾翼の赤いラインも遠慮がちに細い。P-3C/Bu.No.163292

(2012)
今回の嘉手納詣での目的がP-3Cだったこともあり 毎日よく飛んでくれたVP-16には感謝であるが それにしてもLF-333以外はすべてフライトし 一日中嘉手納基地上空を舞っていた。その為、ローパスやタッチダウンの際にかなり機体を傾ける場面にも遭遇し、捻りを撮ることもできた。
P-3C/LF-215/Bu.No.158215
Wings
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P-3C BMUP+/B.,No.161590
↑ P-3CアップデートV/LF-215 以前VP-4に所属していた機体。