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オランダのP-3マニアからも問い合わせだがあった謎のP-3 ”Modex-314”尾翼下のビューアルナンバーも書かれていないし、胴体下部のアンテナも多いように思える。162314でも157314でもないこのP-3は、アイアンクラッドと呼ばれるVPU-2所属の特殊電子戦用機のP-3に特徴がそっくりだ。取敢えずVP-26の列線にあったので、このページに並べておこう。
2013年12月4日 嘉手納から厚木に飛来した”LK-411”
2013年11月21日 厚木に飛来した”LK-415” この機体は、2013年6月の嘉手納でお目にかからなかった”LK-411”の相棒。
VP-26は、2013年に2つの栄冠を勝ち得ている。1つは、所謂”バトルE”賞 最高の戦闘行動と評価され 運用能力を高く評価された部隊に送られる賞。もうひとつは、アーノルド・J・イサベル賞 卓越した対潜能力を持つと評価された部隊に送られる。フロリダのジャクソンビルは、この頃3つの対潜哨戒飛行隊がP-8Aへの転換を図っていたため、VP-26のメンテナンスチームのシェア―が増えたようだ。
VP-26は、大西洋方面の予備役哨戒飛行隊のひとつである。日本でお目に掛かる事はまず無い存在だったが、1980年代の初めの頃、沖縄嘉手納にローテーションで配備されたことがあった為、横田基地の公開の際も展示されたり、厚木にも飛来して、当時はすっかり馴染みの部隊となった。P-3部隊の最盛期の頃、大西洋方面に8飛行隊のあった予備役飛行隊のテールレターを並べてみると ”LS””LT””LU””LV””LW””LX””LY””LZ”となるが、この中で厚木に飛来しなかった機体は居ない程、殆どが飛来している。しかし「極まれに」と言う枕詞が頭に付くが・・・。リザーブ部隊は、アメリカ本土の沿岸の哨戒が主な任務とは言え、対潜部隊に太平洋方面の状況を実地訓練させる重要性は強かったのだろう。インシグニアは部隊名の”Tridents”とは結び付かないデザインである。意味としては ”西でも東でも潜水艦が居れば、対潜爆弾をお見舞いしてお陀仏にするぜ!”的なものである。しかし 機体に書かれたマーキングは、海上自衛隊の第2航空隊(同じくTridents・・)の正に兄弟的な色使いとデザインと言える。(2006年5月記)
上のLK-289(163289)は、2013年上半期までノーマーク塗装であったが VP-26のマーキングが入った。
2013年6月 嘉手納にVP-26が常駐し始めたと言う情報が航空雑誌やマニアのサイトで紹介され 4月に引き続き嘉手納に行くことを決めた。VP-26塗装に変更している機体が何機あるのかも知りたかったが 2013年10月2日と3日の両日で 少なくとも5機の機体を見ることができた。但し 色付きの隊長指定機は、嘉手納におらず多少がっかりしたものの 所属機の多くにマーキングを書き入れた部隊は、そう多くなくVP-26には感激した。