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Tail-Marking of VP-4
YD-1/153436
YD-5/153432
YD-6/153431
YD-7/153430
YD-5/153432
YD-4/153444
YD-2/152755
三沢を離陸するVP-4のP-3B。VP-4は、1979年5月にやっとB型を受領した。1984年2月にP-3Cに更新している。長らくB型を見れた飛行隊の一つ。
”Skinny Dragons”とは、骨と皮ばかりの竜を意味するが、恐らく創設時の部隊名では無かったのではないだろうか。尾翼に書き込んだワイバーン(翼をもつドラゴン)のインシグニアが、中国の彫刻の龍のように細長い胴体であった為、誰かがそう呼び始めたのではないかと邪推している。同じドラゴンでもアジアと欧米ではイメージが異なるようだ。どうもVF-143”Pukin'Dogs”と同じような経緯をたどって、彼らの正規部隊名になったような気がする。どなたか由来がお分かりであればお教え願いたい。
VP-4もVP-1とほぼ同時期の1943年誕生したが、こちらは比較的脅威の少ないアラスカ方面を担当し 実戦には殆ど参加していなかったようだ。1966年にP-2VからP-3Bに機種変換し 1984年2月にP-3Cを受領して 厚木でも良く見かける部隊である。右のインシグニアの通り、最近のDragonはすっかり太ったようだ。
↑ 1980年代初頭に三沢基地に派遣された時期から、このようなVP-4のインシグニア事態を尾翼に描く方式となった。バーバースポイントを示す虹も形を変え、それまでの斜文字も通常の物に変更されている。P-3B/VP-4/Bu.No.153458
↑ 1970年代後半から、痩せ細ったドラゴンを尾翼に書き込むようになった。デザインのモデルは中国画の天に上る蛇のような痩せた龍かもしれないが、違うところが一か所あり、それは龍に翼が描かれている部分である。中国の龍には翼は無く、欧州の龍伝説には翼がある。尾翼の付け根にはハワイのバーバースポイント海軍基地所属を示す虹のマークが入れられるようになった。P-3B/VP-4/Bu.No.153435
↑VP-4初期のマーキングは、4つ又の槍のようなデザインのものが、赤く塗られた尾翼のチップに書かれていた。また、Modexも尾翼に数字を入れるなど、異色のマーキングで興味深い。VP-4のインシグニアが機首に貼られている。P-3A/VP-4/Bu.No.151394
1943年に設立したと上述したが、第2次大戦前の1928年には哨戒飛行隊VP-4というのが存在していたらしい。しかし、現在の歴史に繋がる飛行隊とも言えず、現行のVP-4の直系に当たる部隊はやはりアラメダで設立されたVB-144(爆撃飛行隊)が起源ということらしい。現在の哨戒飛行隊VP-4という名前になったのは、大戦後の1948年になる。1956年には、正式な対潜任務で沖縄に派遣されており 日本にもこの辺から縁が深くなっているようだ。1964年ハワイのバーバースポイントをべ−スとし始め、1965年にP2V-7を使用している頃から、スキーニードラゴンズと呼ばれるようになった。1966年にP-3Aを受領。
Tailmark of VP-4 (1976)
(1994)
やせ細った龍を尾翼に書き込んでいたVP-4も 他の部隊のマーキングが次第に大きく派手になっていく中、第4飛行隊の”4”の文字を尾翼に入れ龍を黒のシルエットでタッチする新マーキングに変更した。このマーキングはその後のロービジ化の波の中で、短い期間で姿を消した。その後 完全なロービジ時代に突入し、VP-4は隊長機のみがカラーの腹ボテドラゴンを尾翼に入れていた。
(1994)