↑ もう1機ノーマークのP-8A/Bu.No.169346は、昨年までVP-4に所属していた機体である。当時から尾翼にテールコードを書いていなかったので、もしかしてVP-4の所属のままで、三沢基地には飛来しただけかもしれないが、取敢えず本ページに掲載しておこう。
↑ もう1機VP-45所属を示す”LN”のテールレターを付けていたのが、このP-8A/LN-426/Bu.No.169426である。この機体は2020年頃にはVP-4の所属機として活動していたが、やはりAN/APS-154レーダーを装備できるP-8Aである。
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2025年10月 三沢基地にはVP-8の後任部隊としてVP-45が派遣されたそうである。VP-45の三沢基地派遣は2023年から2年ぶりである。厚木基地界隈では「LLと書いたP-8Aが配備された」との噂が流れていたので、確認を兼ねて三沢を訪問してみた。三沢にはやはりVP-45”Pelicans”の機体数機がローカル飛行しており、全機にテールコードが書かれていない為所属がVP-45とは確認できない機体もあるが、VP-45が派遣された飛行隊である事が間違いなさそうである。何れ実態が少しずつ見えてくるだろう。厚木基地での噂通り、確かにテールコード”LL”と書かれた跡のあるP-8A/LL-015/Bu.No.170015もローカル飛行しており、単に機体移動に際して消し残っているだけとは思うが興味深い。(2025年10月 記)
↑ 2025年10月某日 私が三沢基地展開した初日、雨の中VP-45のP-8A/LL-014/Bu.No.170014が離陸して行った。この機体は、以前よりAN/APS-154先進多機能レーダーを装備していた機体だが、注目すべきは背中に白いドームが追加された点である。恐らく衛星通信用のものではないかと考えられるが、これからP-8Aの背中の白いコブは、他の機体にも増えて行くのだろうか・・・興味深い。
因みに航空マニアから「チョコバー」と呼ばれるこの胴体下に付けられたAN/APS-154レーダーは、作動時棒状のレーダー本隊が、機体から一定の距離を保持させるためにアームで下がるようになっており、合成開口レーダーと逆合成開口レーダーの組み合わせて、地上目標のスキャン、マッピング、追跡、分類をほぼ同時に行う事が可能である。判り易く言えばアメリカ空軍から引退したE-8A ジョイントスターの役割に似た機能をもつ優れものである。
↑ 三沢基地R/W-10に着陸したP-8A/Bu.No.169429。VP-45の所属と思われるが定かではない。このP-8Aは、最初にP-8Aが日本に配備された頃、VP-16の所属機として厚木や嘉手納に来ており、懐かしい機体である。