2025年の年明けに嘉手納基地へ10日間の遠征を行った。私にとっては最長記録となった今回の撮影行のターゲットは、アメリカ本国のショー空軍基地から飛来していた20th
FWのF-16Cやヒル空軍基地から飛来のF-35Aなどだったが、外せないのがローテーションで嘉手納基地に派遣される哨戒飛行隊の面々である。VP-47のP-8Aは、昨年秋にVP-4の交代で飛来しており、前ページでもご紹介した通り、尾翼にマークが書かれている。この数年は隊長指定機以外尾翼のマークを省略する哨戒飛行隊が多かったので、VP-47も同じかと思ったが、嬉しい事に所属機全機に剣のマークを記入していた。スキッパー機は、左右の側面にもマーキングを入れるなど、大分変化が見られる。当ページでは嘉手納基地で撮影できたこれらの機体を紹介したい。(2025年1月 記)
↑ 2025年1月某日 嘉手納基地R/W05-Lで離陸するVP-47のスキッパー機(隊長指定機)P-8A/RD547/Bu.No.169547。離陸に際に左側側面に見えたカラーのインシグニアに感動して、翌日はこの機の追っかけを実施した。
↑ チョコバーを付けたP-8A ”D"-566は、まだ嘉手納基地に姿があった。VP-47が運用しているかどうかは不明であるが、”D"の一文字だけであれば、VP-47だけでなく、VP-4”YD”/VP-10”LD"/VP-9”PD"のどの部隊でも共用できる???・・・
↑ 暫く嘉手納基地に姿が無かったが、2025年1月某日フィリピン方面から戻ってきたと言われるVP-47のP-8A/Bu.No.168758。他のVP-47の機体は、テールレター”RD”の文字が小さくなったが、RD-758だけは依然と同じ太文字のままである。
↑ 運の良い事に翌日の午後に本機は、タッチ&ゴーを繰り返して訓練していた為、両側面の近接撮影に臨んだ、右側側面には海の神”ポセイドン”の顔が書かれ、王冠にはVP-47の文字が刻まれている。テールレターもモデックスも黄色のシャドー付である。後部胴体下の爆弾倉扉にも剣が2本書かれている。
↑ 2025年1月某日 私の撮影初日の任務は、海軍エリアに駐機するP-8Aのモデックスを一通りチェックする事である。滞在期間中にフライトする姿を見ないまま、居なくなってしまう機体もある事からであるが、今回は、このP-8A/RD853/Bu.No.168853がそうだった。この機体は、英国がP-8Aを採用すると決めた時にVP-30のメンバーが2016年ファンボローの航空祭に展示する為に持って行った機体であり、この時のクルーは当時のデヴィッド・キャメロン首相との会見もしている。
↑ 2025年1月某日夕方から飛行訓練に向かうVP-47のP-8A/Bu.No.168760。2014年12月にアメリカ海軍に導入された量産20機目のP-8Aである。以前VP-8の所有機だった頃、嘉手納で撮影したが青いラインに虎の顔が書かれた唯一の機体だった。