VP-6
↑ 上写真2枚は、1977年12月ハワイのバーバースポイントで飛行訓練するVP-6のP-3B

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この部隊も冷戦終了後の軍事費大幅削減の煽りを受けて解隊されたVPの1つである。VP-40のカジキと良く似た構図で鮫を尾翼に大きく描いていた為、P-3マニアには特に人気のあった部隊だった。PBS-146がVP-46の前身で1943年に創設されている。大戦中は、ハワイからボルネオまでの南太平洋を受け持ち地域として哨戒任務にあたった。
 P-3を受領したのは1965年、ハワイのNASバーバースポイントに本拠地を置いて嘉手納にもローテーションで配備されたが、私はあまり撮影の機会に恵まれず厚木、嘉手納等で6-7回出会っただけであった。1993年5月に閉隊。(2002/3 記)
↑ 上写真は。1979年7月嘉手納基地を離陸の為、R/W23に向かうVP-6のP-3B。1979年頃、VP-6は再びアガナに分遣隊を出してマリアナ諸島などの監視業務を行い、フィリピン海域まで進出していた。丁度この頃60000時間の無事故記録を達成して”Arleigh Burke Fleet Trophy"を受賞している。
↑ 2011年アメリカ海軍航空部隊の創設100周年記念行事として、P-3部隊のレトロ塗装をVP-6に再現したのがこれである。P-3C/PC-9/Bu.No.160770
↑ 1970年代後半に現れたVP-6歴代マーキングで最大の鮫マーキング。尾翼のラダーにまで及ぶ大きな絵柄は、VP-40等一部の部隊にもあったが、主流ではなかったので、P-3マニアからは憧れの的となった。P-3B/PC-7/Bu.No.154582
↑ 1992年9月 三沢基地を離陸するVP-6のP-3C/PC-06/Bu.No.161586 アップデートⅡ型
(1992)
(1992)
↑ 厚木基地のベテランマニアである鈴木純夫氏が1992年9月に嘉手納基地で撮影したVP-6のP-3C/PC-00 恐らくスキッパー機であろうが、ビューアルナンバーは不明である。1980年代後半から1990年代まで、こうしたグレー濃淡だけのマーキングが主流となった為、スキッパーを区別する為に”00”番を採用したのかもしれない。
↑ 上の写真(機首のUP写真と尾翼のマークを写した写真)は共にカルフォフニア州ミラマー海軍基地(当時)に飛来したVP-6のP-3B/PC-2。細部が良く判る良い写真である。この鮫はその後更に大型化して尾翼に鎮座することになる↓。
Wings
New-Marking PC-8/154588
ロ-ビジになっても 尾翼の鮫は健在だった。左は1992年横田基地のOHに展示された時に撮影した尾翼のアップだが、尾っぽのカーブが若干ハイビジの時と異なる。しかし”Blue Shark”は、やはり青で居て欲しかった・・
(1992)
(1992)
↑ 1992年6月の横田基地航空祭に展示されたVP-6のP-3C/PC-06/Bu.No.162586
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