↑ 2018年1月 VP-8のP-8Aと共に嘉手納に展開していたVP-69のP-3C AIP+ Bu.No.162777
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海軍予備役哨戒飛行隊の中でVP-69は、私にとっても最も馴染みが有り、また予備役部隊としては撮影の機会にも恵まれた飛行隊だった。尾翼に書かれた亀の頭のようなマーキングは当初何を意味するのか解らなかったが、デザインがとても好きだった。部隊のインシグニアを見ると尾翼のマーキングとは関連性の無い「オライオン哨戒飛行隊です!」的な徽章なので、尾翼に書かれた生物?はいったい何なのかずっと謎のままだった。しかし、後に部隊名を知った時点で「なるほど!」と合点がいった、彼らの部隊名は”Totems”つまり北米インディアンが部族の象徴として崇める動植物。よくトーテンポールとして木の柱に多くの動物や人の顔、紙の顔、魔物の顔を掘り込んだものである。尾翼のマークはトーテンポールをイメージしたものだったのだ。
1970年11月にワシントン州ウィッドビー・アイランドで創設された飛行隊で当初はSP-2Hネプチューンを使用した。1976年からP-3Aに更新して、よく厚木・横田にも訪れるようになった。(2006年7月 記)
162777の他にもう1機いたVP-69のP-3C AIP+/ Bu.No.158210。こちらのほうは、エンジンの調子が悪いようで、連日のエンジンテストでもフライトに至らず 2018年1月17日 大雨の中でタキシングだけを実施した。
↑厚木基地に着陸するP-3C AIP+ ARTR/PJ-291/Bu.No.163291。このModex291の機体後部下面を見ていただくとたくさんのアンテナ類がついている、オランダのP-3研究者からの情報だと、この機体は、VPU-2所属のアイアンクラッドと呼ばれる特殊電子戦用機らしい。VP-69風マーキングということで 取敢えずこのページに置いておこう。
↑ 1999年11月に撮影されたVP-69のP-3C/Bu.No.162999。前ページの機体と同じであるが、尾翼のマーキングもグレーに変わっている。
↑2013年10月3日 嘉手納を離陸するVP-69(?)のP-3C、このマーキングを撮影するのは、30数年ぶりである。”PJ”のテールレターこそないが 尾翼のマーキングはトーテンポールのあの顔、台風が近づいたためエプロンを離れ沖縄を離れたが 台風が無かったら撮れなかったかもしれない。
↑ P-3Cの機首には、ビューアルナンバー(Bu.No.162777) の下3桁の「777」がトランプの上に書かれている。