写真下は、2013年12月4日 厚木に着陸する”PJ(?)-291” レターが書かれていないと淋しく感じる。
海軍予備役哨戒飛行隊の中でVP-69は、私にとっても最も馴染みが有り、また予備役部隊の中では撮影の機会にも恵まれた飛行隊。尾翼に書かれた亀の頭のようなマーキングがとても好きだった。オリオンのインシグニアを見ると尾翼のマーキングとは全く関連の無い「オライオン哨戒飛行隊です!」的な徽章であるが、尾翼に書かれた物はいったい何なのかずっと謎であったが、部隊名を知った時点で「なるほど!」と合点がいった。彼らの部隊名は”Totems”つまり北米インディアンが部族の象徴として崇める動植物。よくトーテンポールとして木の柱に多くの動物や人の顔、紙の顔、魔物の顔を掘り込んだものである。尾翼のマークはトーテンポールをイメージしたものだったのだ。
1970年11月にワシントン州ウィッドビー・アイランドで創設された飛行隊で当初はSP-2Hネプチューンを使用した。1976年からP-3Aに更新して、よく厚木・横田にも訪れるようになった。(2006年7月 記)
機首には、ビューアルナンバーの下3桁の「777」がトランプの上に書かれている。
2013年10月3日 嘉手納を離陸するVP-69(?)のP-3C、このマーキングを撮影するのは、30数年ぶりである。”PJ”のテールレターこそないが 尾翼のマーキングはトーテンポールのあの顔、台風が近づいたためエプロンを離れ沖縄を離れたが 台風が無かったら撮れなかったかもしれない。
何とユタ州のヒル空軍基地(Hill AFB)を訪れた時 撮影したもので こんなところでもお目にかかった縁のある飛行隊である。
2018年1月 VP-8のP-8Aと共に嘉手納に展開していたVP-69のP-3C (162777)
但し このModex291の機体後部下面を見ていただくとたくさんのアンテナ類がついている、オランダのP-3研究者からの情報だと、この機体は、VPU-2所属のアイアンクラッドと呼ばれる特殊電子戦用機らしい。VP-69風マーキングということで とりあえずこのページにおいておこう。
162777の他にもう1機いたVP-69のP-3C。こちらのほうは、エンジンの調子が悪いようで、連日のエンジンテストでもフライトに至らず 2018年1月17日 大雨の中でタキシングだけを実施した。