↑胴体下面後方にある沢山の穴は、52個のソノブイ投下用のもので、完全手動の1個を除き51個はコンピュターでの自動制御で投下するシステム。初期のC型46個に比べ、投下口が6か所増えている。

VP-9
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2010年6月から嘉手納基地にローテーション配備されたVP-9は、その後複数の機体にマーキングを入れ始めた。小さくとも良いのでマーキングを入れる傾向がこれからずっと続けば・・・・・長いロービジの暗黒時代から脱却できるのだが
2010年末までの間、米韓合同演習などが9月27日から5日の日程で行われるなど、東シナ海・黄海での演習で非常に忙しい日程を消化したはずである。2010年3月26日に発生した北朝鮮潜水艦による韓国哨戒艦天安号の撃沈事件など朝鮮半島の情勢は厳しさを増し、しかも米軍が以前ほど重視しなくなっていた対潜哨戒の重要性が再びクローズアップされた事件なだけに、嘉手納基地P-3部隊の存在意義は一気に高まったと言える。(2010年 記)
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↑ 今回の撮影行では1度の着陸しか、シャッターチャンスが無かったP-3C AIP/PD-778/Bu.No.162778。AIPとは1998年からP-3CUpdateVに対して種々の改造を施された機種である。(後に非UpdateVについても追加で行ったとされる)

↑ 2010年8月沖縄嘉手納基地R/W-05に着陸するVP-9のP-3C UpdateV。PD-923/Bu.No.158923

2010年8月嘉手納基地R/W05-Lに着陸したVP-9所属と思われるP-3C AIP/BU.No.158919。尾翼のチップが黒地に機番が黄色で書かれており、他のVP-9所属機と異なる。

2017年7月5日06:30 嘉手納に着陸したVP-9/PD-293/Bu.No.163293。ページ冒頭の写真から7年が経過した沖縄嘉手納基地で再び再会できたVP-9の面々だったが、マーキングはバラバラで統一感が無く、何となく後退した印象・・・VP-9は、この1年前の2016年にはシチリアのシゴネーラ海軍航空基地に派遣されて地中海方面での任務に就いていた。

↑写真は、2017年7月7日 嘉手納で撮影したVP-9のスキッパー機PD-287/Bu.No.160287。色付であるがシールが剥げてみすぼらしい「ハゲ塗装」になっている。
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↑ 大きなターボフロップのエンジン音を響かせながら嘉手納基地R/W-23をタキシーバックするVP-9のP-3C AIP/PD-322/Bu.No.159322。外形でAIPと判るのは機首のレーダードームに付けられた左右の小さな突起(尾翼にもある)で、これはAAR-47センサーと言うミサイル警報装置で機体に接近するミサイルの赤外線情報を検出し、パイロットに警報出すもの。

何故か新インシグニアは、白頭鷲がサーフィンボードに乗っている。雲の上だったはずだが、隊長の趣味を反映したものか??

↑ 2010年8月 嘉手納基地の海軍エリアを安保の丘から望む。尾翼にインシグニアとテールコードが入った列線なんて何年ぶりに見ただろうか・・・・何となく、長ーいロービジ時代を脱して新しいP-3マーキング時代の復活を展望できる光景である。朝一番の順光時間しか強い光は当たらない。

New insighnia of VP-9

時は流れて・・・・2017年6月