アメリカ海軍の対潜哨戒部隊に無人化システムを組み込んでP-8A等と連携作戦を可能とする計画の元、空軍が運用するRQ-4グローバルホークをベースに開発されたのが、MQ-4C Triton(トライトン無人偵察機)である。トリトンはご存知ギリシア神話の海神であり、父親は海神ポセイドンだ。開発はB-2ステルス爆撃機などを開発した名門軍事企業ノースロップ・グラマン社である。2013年5月に初号機が初飛行して以来、既に20機程度が生産されたようであるが、その作戦部隊が2021年の三沢基地での試験運用を経て、2024年5月に何と沖縄の嘉手納基地に置かれる事になる。
 部隊番号は聞き慣れないVUP-19となっているが、"VP"の真ん中に入る"U"は「Unmaned」を示すようである、つまり無人哨戒飛行隊を意味する。VP-19と言えばその昔嘉手納基地にも展開していたP-3C部隊だったVP-19"Bigred"が懐かしいが、VUP-19はこの部隊の伝統を引き継ぐ形で創設されている。2024年/2026年と数回撮影の機会を得たのと、丁度中東でMQ-4Cが1機謎の墜落を起こして1機370億円もする機体が失われたニュースも入ってきた事からページを開設することにした。(2026年4月 記)
↑ 着陸して嘉手納基地海軍ハンガー方面にランウェイランするMQ-4C/169171。其の後方には駐機するもう1機のMQ-4C/169307が見えるが、この機体に部隊マークは無い。
↑ 2024年7月某日 早朝偵察任務から嘉手納基地に帰投したVUP-19のMQ-4C トライトン無人偵察機。この時期は夜の内に離陸して、朝に戻ってくることが多かった。
↑ 着陸の傾向が判ると朝にR/W-05Rで着陸を待ち受けるマニアも増えて、当時珍しかったこの機体を撮れるようになった。全幅39mと言う大きな翼を持つ怪鳥も横から見ると寸胴な機体に見える。MQ-4C/Bu.No.169537
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↑ 2026年4月某日 夕方嘉手納基地に着陸したVUP-19のMQ-4C/Bu.No.169171。ジャクソンビルで部隊創設した際は、部隊コード"PE"を書き入れていたが、嘉手納での運用中はこの機体に部隊マークが入っているだけである。MQ-9などほかの無人機と違い、風向きに関係なく着陸はR/W23を使うようだ。翼は大型旅客機ボーイングB-757より長い39mもある。
↑ MQ-4Cは嘉手納基地内に専用の格納庫を持つが、R/W-05Rで着陸した後は、そのままエンドまで転がって、駐機地点に向かう。後方にはもう1機のMQ-4Cが見えるが、この機体はBu.No.169538でビューアルナンバーの1つ違いであった。
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