1980年代初頭 10個あったVCのうちの一つ。太平洋戦争終了後の1946年に ミシガン州のデトロイト海軍基地で誕生した部隊である。元々 対潜空母に積まれ洋上での空域護衛を担当していた部隊であるが 対潜空母そのものが消えていった中、幾つか飛行隊を合併し艦隊での様々なサポートをする飛行隊として1973年に現在のVC-13と言う飛行隊になった。TF-4Jを受領したのは1976年で アメリカ建国200年記念塗装は、下記のようなデザインであった。VC-13は、カルフォルニア州ミラマー海軍基地をベースにしていたが、1988年4月に"VFC-13"に名称変更しNASファロンに移動し、インシグニアも一新している。1993年にはFA-18を受領したが、その後 F-5E/Fをも受領し現在は後者の方が主力である。
”UX”が彼らのテールコードだった。部隊名称は”Saints” 200周年記念マーキングは機首に「1776 to
1976」と入れたセンスのよいものだ。
MCAS YUMAをタキシングするVC-13の面々、1976年に受領したTA-4Jは、7年間も使い続けられ A-4Eに交換された。この部隊最初にA-4Lを受け取ってから 最後にA-4Fを手放すまで おおよそ20年間もスカイホークシリーズを使い続けた部隊であった。軽量、単発で小型、(デルタ翼は、外板が薄くても構造上丈夫な為 軽量化には有利 しかも加速がしやすい特性がある)しかも 急降下爆撃から各種任務何でもこなせた”小さな巨人”であったから 艦隊支援など飛行隊の使命にはもってこいであったのだろう。空軍で言えばF-5やT-38に相当する機体である。
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