Wings

 1994年のマーキング例であるが、基本的構図は上の塗装例と変わらない。すべてのラインとシルエットが黒に変更されたのと機首からコックピットに懸けてのモヒカンラインがミディアムグレーで、うっすらと描かれた所が相違点であるが、遠方から見た場合 部隊識別が取りやすくなっている。F-14BU.No.162602は、イラストCと同じ機体で このマーキングをまとったまま、着艦事故で失われた。

VF-51
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(1923〜1995)
スクリューミング・イーグルス・・・VF-111とのペアを組んでベトナム戦でも活躍した部隊である。マーキングでいえば F-4〜F-14の時代 ペアを組んでいたVF-111が目立ちすぎて 影の薄い存在になってしまっていた。実は、F-4B時代の1972年 胴体に大きな鷲を書き込み これほど派手なファントムは無いぐらいの大胆なデザインを採用していただが シャークマウスと尾翼の旭日旗がインパクトとして強いVF-111にどうしても注目がいき 負けてしまう可愛そうな存在だったのだ。

 地味に見える彼らも 実は1927年設立の由緒ある飛行隊で 太平洋戦争でもF4Fワイルドキャットで活躍している。ベトナム戦6回の参加 内2回はF-4Bのド派手なマーキングで出撃しているが VF-111のF-4Bとペアで北爆している写真は有名である。F-4Nに転換してからは マーキングを一新し 黒塗りの尾翼にお色直しした。1977年にF-4NからF-14Aに機種転換したが マーキングは、当時のF-4N時代のものをそのまま踏襲したものである。

↑ 1989年当時のVF-51所属機の標準塗装、湾岸戦争前であるが、ロービジビリティの見本のようなグレー色で統一されたマーキングで VF-51のF-14時代で 唯一尾翼の横を走る3本ラインがない。このラインも短く書き込まれているが 鷲のシルエットに添えられている程度である。このF-14BU.No.159856は、VF-114から来たものだが、VF-51解散後、VF-24移管され 早期解体のF-14飛行隊を3つもまたいだ機体である。

↑ 1992年当時のVF-51のマーキンギで ロービジ塗装になってからVF-51は、解散までほぼこの塗装を踏襲した。VF-51の伝統の横3本ラインは復活し 鷲のシルエットは白黒を使い分けて描かれていた。1992年当時USSキティホークは、湾岸戦争後のイラク飛行禁止区域の警戒を担当して アラビヤ湾へ派遣されていた。 -14BU.No.159844

レーダーコーンが F-14新規配備当時のマーキングになっており 多分 何かの理由で本来使っていたコーンから取り替えたものであろう。これだけでも 機体の印象がガラリと変わるものである。
1979年10月14日公開された横須賀寄航のUSS Kitty Hawk甲板上。見物客を甲板に上げる為に航空機用の大型エレべーターを使用したが これが下に下りる一瞬が この機体を観客を入れないで撮れる唯一のチャンスであった。コックピット前方から機首先端まで延びるグロスブラックのラインもVF-51の特徴。

↑ 足かけ6年載っていたUSSカールビンソンから 再びUSSキティホークに戻ったVF-51。時は1991年でロービジ塗装全盛期であったが、ボスバード(司令官指定機)のみは、制限付きで華やかな塗装が認められていた。この時期のNL-100Bu.No.1626021989年ミラマー公開時でも展示されている。この機体は、1994年に空母の着艦ミスで大破している。(乗員は2名とも無事に脱出)

↑ 1983VF-51が所属した空母航空団 CVW-15 (NL)が、USSカールビンソンに搭載されるようになった頃の司令官指定機NL-100 Bu.No.162655。おそらく歴代VF-51のマーキングで一番華やかなもので、尾翼のCAGラインが、上から赤、黄、青、朱、緑に変わり 暗い青、緑がはっきりわかる配置に並んだ。機首上面グロスブラックのラインは、コックピット後方まで延長され 燃料タンクには、イーグルも書き込まれていた。

1↑1979年横須賀寄港時 甲板にあったF-14A NL-111.Bu.No.160683。日光の照り返しを抑える機首の上面のグロスブラック塗装がなく、F-14Aデビュー当時のレーダーコーンのオリジナル塗装のままである。この時代は、CAG機以外もすべてフルカラーで塗装されていた。

↑ VF-51がF-4NからF-14Aに機種転換して最初に載った空母が、USSキティホークである。1979年に横須賀にも寄港しているが、その際司令官指定機となっていた機体が、 NL-100 Bu.No.160671で 尾翼のラインが5本、上から赤、緑、朱、濃紺、黄の順であった。しかし緑と濃紺が、赤、朱、黄のラインに色負けて見えにくいため 3本ラインに見える欠点があった。部隊の標準塗装として 機首前方からレーダーコーンの先まで光沢のあるグロスブラック塗装。

1976年にミラマーで撮影されたVF-51のF-4N 渡辺 明さんの撮影である。実は、この私も1980年デービスモンサンでこのNL-100を撮影している。すでに引退して置いてあったものでフィルムのまま焼付け作業もしていなかったが こうして現役でいるうちに撮影したかった。