このVMA(AW)-331もまた海兵隊で多くの任務に携わってきた飛行隊である。1943年に設立された時は、急降下爆撃機ドーントレスがあてがわれ 爆撃任務からスタートとしている。その後F4Uコルセア戦闘機を受領して 朝鮮戦争に参加しているが この頃コルセアの尾翼には”MR”のテールレターが書き込まれており 多分巨人軍の長嶋監督のように「ミスター・・ミスター」と呼ばれ それが紳士の象徴であるシルクハットとステッキを機体に書き込む経緯となったと言われる。わかりやすい比喩だのう・・・つまり これがハットとステッキの謂れとなっている。

また 朝鮮戦争で地上戦を戦っている海兵隊の仲間を勇気付ける意味で コルセアのエンジンカバーを白く塗って赤い水玉を入れた機体で地上支援を行ったようである。こうした歴史が、今のインシグニアに反映されている。この飛行隊A-4スカイホークを経て 1968年にA-6イントルーダーに機種更新し 私が厚木に撮影に行きだしたころ 岩国に配備され 時々撮ることができた。黒い尾翼に月と星がとてもきれいにデザインされ A-6Eの部隊で最も好きだった。しかし 嘉手納でふんだんに撮れるチャンスが来たときには、オールグレーのロービジ塗装になっていた。
EA-07(159310)
EA-08(155583)
岩国でA-6Eの前でポーズを取ってくれたパイロット。パッチは、変更前のものである。
EA-12/155581
 (1984)
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1976年から1977年初頭までは、度々厚木基地に飛来しているが 私が撮影できたのは 3機程度で シャッターチャンスには恵まれなかった。1979年に嘉手納に遠征した際 この部隊のA-6Eを毎日飽きるほど撮影できたが 下の写真のような悲しいロービジ塗装で 感激は薄れていたのだ。しかし ムーン・ライターなのにロービジ塗装機は、肝心な”月”が書き込まれていない。
1976年夏 沖縄県の嘉手納基地に展開し訓練を行ったVMA(AW)-322のA-6E、翌年の5月には、VMA(AW)-121に変わっているので 1977年の春先までしかシャッターチャンスはなかった。翼下にロケット弾ポッドを付けての実弾訓練で 嘉手納でしかお目にかかれない光景である。
ムーン・ライターに部隊名が変更された正にその年に 岩国で撮影されたA-6E、マニア憧れの部隊で 多くのマニアが厚木から岩国にまで遠征し 一部の先輩マニアは、小船をチャーターして 基地沖合いで着陸を狙って撮影している。こんな時代に岩国に平日に入って コダクローム24でしかも標準レンズで撮影している渡辺さんがうらやましい。
1977年からマーキングをガラリと換えて 部隊名も”Moon Lighters”に変わった。このマーキングは、極めてマニア間でも人気のあったもの 胴体にも部隊名を 小さく書き込むようになった。
1979年7月岩国より嘉手納に移動訓練に来ていたVMA(AW)-332の各機。
このとき確認できた機体は、下記のとおり。
上の2枚のA-6Aは、”POLKA DOTS”時代のマーキングで インシグニアの水玉は、F6FやF4U時代から 継承していたものである。元々レターが”MR”を使用していたことから ミスター(紳士)の身だしなみの象徴であるステッキとハットを書き加えたそうである。 
EA-351 159178
EA-352 159180
EA-353 154135
EA-354 159183
EA-355
EA-356 154148
EA-357 155674
EA-361 154129
EA-363 152641
EA-366 159310