この飛行隊は第二次大戦中”Wolfpac"と言う部隊名であった。それ故インシグニアには狼が書かれている。カーボーズと名前を変えても、部隊の歴史を紐解けば群狼と言う名でガダルカナル〜ソロモン方面で日本軍との死闘を繰り広げた海兵隊航空部隊の1つであり、彼らの戦歴上も狼の紋章は外せないのかもしれない。ガダルカナルのヘンダーセン飛行場を巡る戦闘から彼らVMF-112の活動は始まり、後にヘンダーソン飛行場をベースに日本軍との戦いを行っている。この部隊が挙げた日本機撃墜数は、海兵隊航空部隊としては第3位である。
 1992年1月からFA-18Aを受領、現在はテキサス州のフォートワースが本拠地である。
2004年に日本に派遣された際は、FA-18の予備役戦闘機部隊として初めての西太平洋方面展開であった。その際には、事前にノルウェーや英国での事前訓練を経てやってきている 今回2014年8月に岩国に派遣される前にもハワイにおいてポハクロア訓練区域で小型爆弾を使用した爆撃訓練等を消化している。
2013年再び日本でVMFA-112.のフライトを見ることができた。2004年の飛来から7年ぶりである。VMFA-112 カウボーイズ10機は、ハワイのカネオへ・ベイ経由で8月3日に岩国に到着。機体は、FA-18のA型+らしい。 
2013年8月24日13時過ぎ、次々に厚木を離陸するVMFA-112のFA-18A。6機飛来したFA-18A+の内、4機が上がり韓国方面に行ったようで、2機は翌朝にはいなかったので夜のうちに上がったのでは、・・とフニュ君。
↑2013年のVMFA-112司令官指定機 MA-01。この年 丁度岩国にも展開して この機体は、5月の公開日に一般にも披露された。尾翼に書かれた狼の絵柄が、牙をむいたリアルなデザインになりローンスターとのマッチングも良い。
↑2019年にデビューした新しいデザインのMA-01。過去最高の派手さを誇るマーキングで 背中に黒いラインを入れ 星が4つ並んでいる。尾翼のオオカミの顔は、ACLの所が目になっており スターターが「ON」になれば目が光るという凝った塗装である。VMFA-112 MA-01 Fa-18A++ Bu.No.162848
↑このマーキングが施された時期は2006年頃であるが、幾つかのパターンに書き換えられている。センタータンクには”COWBOYS"の部隊ネームを入れ込んでいる。ジェットインテークの注意書きは、この後も赤で統一された。VMFA-112 MA-00  FA-18A+ Bu,No,162843
↑2020年度版のショーバードとして2013年のデザインをもう一度復活させた、胴体中央にラインが入った所が前のものと異なるが、デザインの基本は同じである。機体の方は、古いA型からC型に更新されている。またスピードブレーキにテキサス州州旗が書き込まれた。この機体を含め数機が2021年秋に日本へ飛来している。
HOME
NEXT
click here
↑2007年3月に確認されたVMFA-112の司令官指定機MA-00。。尾翼にインシグニアを大きく書き入れたVMFA-122の司令官指定機、狼を描いているのは、創設当時の部隊名に由来する。尾翼以外は、基本的に上のマーキングと同じ ちなみに2004年に来日した際もブルーのチップラインは、全機に施されていた。FA-18A+ MA-00 Bu.No.162843
F/A-18A of VMFA-112 ”COWBOYS” 
Wings
VMFA-112のインシグニアに狼の姿があるが、前述の通りこの部隊昔は”Wolf Pack”と名でWW-Uではガダルカナルなどに展開していた海兵隊の老兵である。1992年のF-4NからFA-18Aへ機種更新、2002年にA型+に更新している。
↑2007年に確認された通常タイプのマーキング、すべてダークグレーで書かれており センタータンクにテキサス州の州旗にもあるシンボルマーク”ローンスター”が描かれていることが 特徴。機体は、すでに一部の機体はF/A-18A++に更新されていたようである。VMFA-112 FA-18A++  MA-06 Bu.No.162489