DC-257/153904
↑1994年にVMFA-122の司令官指定機になっていたDC-01。尾翼の盾には2本の剣が交差している。A型を配備した海兵隊の各飛行隊は、部隊ナンバーを小さく背中に書き込んでいたが、ロービジ全盛のこの時代の特徴。VMFA-122 F/A-18A Bu.No.163132
←2002年横田基地OHに展示されたVMFA-122のFA-18Cの2機。DC-01は、クルセーダーからF-4B/J時代を彷彿させるマーキングで 久々にセンスの良い、またマニアを喜ばせるには充分なデザインである。
↑ 2002年横田公開で展示されたDC-01に引き続き、2004年はより派手になって、ついに十字軍盾が尾翼全体に描かれるようになり このVMFA-122の司令官指定機の塗装は、この後の部隊マーキングに大きな影響を与えた。VMFA-122 F/A-18C Bu.No.164264
VMFA-122
VMFA-122は、1942年3月に部隊の前身が誕生している。この年の3月と言えば日本軍がジャワ島に上陸するなど、太平洋各地で破竹の勢いを見せていた時期である。この頃、部隊の前身であったVMF-122はF4Fワイルドキャッツを受領し、その後かのガダルカナルの攻略作戦に参加している。F4FからF4U-1コルセアに転換後、太平洋戦線で35機の日本軍機を撃墜するなど実績を上げた飛行隊だ。その頃、彼らの部隊名は「キャンディ・ストライパーズ」。この名前は後に看護助士の総称にもなったそうだが、赤と白の縞模様が.由来である。

 VMFA-122は海兵隊でFH-1ファントム(初代ファントム)を最初に受け取った部隊であり、またF-8クルセイダーを最初に配備された部隊でもある。1957年頃VMFA-122は、部隊名を”Cruseders”に変更しているが、当時F-8を受領した最初の海兵隊戦闘機中隊だった為だ。私が彼らに初めて出会ったのは、1979年7月に岩国のMAG-15に配備された頃になる。ラダーに蒼い剣のマークを入れただけのシンプルな塗装だったが、1年の日本滞在の間に彼らを可能な限り撮りたいと嘉手納にも遠征した。VMFA-122は1986年にF/A-18Aに機種転換し、VMFA-314についで海兵隊で2番目のホーネット飛行隊となった。ローテーションで岩国にも来るようになり撮影の機会も増えた。

1995年 横田基地展示のDC01、07と12のA型が3機も展示された。 

Tail Marking DC-01
(2004)
Tail Marking DC-01
(1995)
Tail Marking DC-01
(2002)
Tail Marking DC-11
(1988)
DC-257/153904
DC-253/153840
DC-252/153858
DC-251/155865
F-4J of VMFA-122
in Kadena 1979
(1988)
F-4Bを受領したのは1965年1月、この時VMA(AW)-122からVMFA-122に名称変更が行われた。ベトナム戦への参加は2度あり、1400回近い出撃記録を持つ。1975年12月にF-4Jを受領している。同じ1975年F-14トムキャッツへの転換飛行隊の候補とされたが、海兵隊そのものがコスト面で導入を諦めた為、テールレター ”DC”のF-14Aは実現しなかった。結局、VMFA-122はF/A-18Aに更新された。
Wings

Galloree

↑1998年岩国に展開していた頃の司令官指定機の塗装で、尾翼十字軍の盾がカラー3色である。背中の部隊名も剣を象ったデザインとなっており、尾翼先端にテールレター「DC」が小さく書き込まれていた。 VMFA-122 F/A-18A Bu.No.163162
↑VMFA-122 1988年1月 F/A-18A初来日の時Modexは機首の編隊灯の上に書いていたが、後に下(↑)写真の通り下に移動し、その後再び上に書かれるようになる。VMFA-122は、1990年1月から半年間、そして1991年の1月にも来日し、その後毎年のように岩国配備されており2003年まで岩国に居ない年は無かった。その為最もシャッターチャンスに恵まれた飛行隊のひとつである。
↑ 2008年のデザイン変更に伴いDC-00は、部隊の元来のインシグニアを尾翼に描いた。酒瓶に乗った酔っぱらいの狼君である。尾翼内側はノーマーキングである。 VMFA-122 F/A-18C Bu.No.164247

←1978年10月の嘉手納基地、8月下旬から北風が吹いてR/W05が多い。VMFA-122は、岩国からここに訓練に来ており良く訓練飛行を実施した。海兵隊では低視認性のロービジマーキングをこれから全面的に導入しようとしていた時期で、F-4Jを使っている海兵隊の飛行中隊でも配色に制限が加わり、以前のように派手なマーキングは姿を消しつつあった。VMFA-122も 剣を胴体に大きく描いたマーキング時代もあったが、そうした派手なマーキングは、既に期待できないご時世になっていた為、青い剣が書れただけでも嬉しかった。

F-4J
FA-18A/C
←2000年横田基地に展示されたVMFA-122DC-01。一時的にVMFA-122のテールレター”DC”が無い?・・・時があった。しかし 01以外の他の機体も十字軍の盾は黒で書き込まれており、ロービジ全盛期にあって比較的目立つマーキング。
(1994)

VMFA-122が1947年初代FH-1ファントム(後の名機ファントムUではない)を受領し 海兵隊最初のジェット機部隊となった際、デモンストレートチームとして海兵隊航空をアピールした。この時のチーム名が「フライング・レーザーネックス」

2002年11月浜松の基地祭に展示されたDC-03とDC-07。この頃までにVMFA-122は、C型に更新されたのが分る。

VMFA-122の新インシグニア各種と尾翼のマーキング類、一番右のはFA-18C”DC-10”の尾翼に書かれた狼男?の横顔風。狼男に変身する際に試行錯誤で出された案の一つと思われるが、全面採用にはならなかった。
DC-253/153840
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DC-256/153911

↑ 2008年に元々の部隊名に由来する「狼たち」のコンセプトに基づきデザインを変更。狼は狼男に変身して尾翼に爪痕を残したマーキングが入った。DC01以外はこのデザインをロービジ調で統一したが、塗装変更の過渡期には、いくつかの異なる狼男が尾翼を飾っていた。VMFA-122 F/A-18C Bu.No.164264