VAQ-132

飛行隊創設50周年の記念塗装で、機首の帯には歴代使用した3種類の機体シルエットを並べている。(Sep,2019)

VAQ-132のグラウラーが展示された2019年厚木の桜祭り。これに参加できなかった私は、大変残念な思いでいたが、同年の横田基地で同じ機体が展示されリベンジを果たせた。この飛行隊は、EA-18Gグラウラーに機種変更してからも毒針を持つサソリの尻尾だけを絵柄として書き込む事が多くなった気がする。毒針の恐ろしさを強調したい結果のデザインで見る人が見れば何が言いたいのかが判るが、部隊のニックネームを知らない人が見れば赤いソーセージに見えてしまうかもと、余計な心配をしてしまう。次回のショーバードでは是非サソリの全体像を入れてもらいたい。

VAQ-132は、2009年からEA-18Gに機種交換して 空母勤務から海外の基地に派遣される事が多くなった。
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機首の黒い帯には、それまで使ってきた機体のシルエットが描かれている。1971年まで使っていたEKA-3B、2009年まで使ったEA-6B、そして現使用機EA-18Gである。どれも海軍が使ってきたEW機(Electronic Warfare)で、味方の攻撃部隊に同行して敵の防空識別圏内に進入し、対空レーダーに対し妨害電波やチャフなどで味方機の捜索を妨げる役割を持っていた。
2014年6月13日 厚木を離陸する3機のVAQ-132所属のEA-18G。 尾翼に大きく書かれたサソリに注目。 
美味しそうな赤いソーセージに電光マーク・・・背中の”SCORPIONS”の文字が無ければそのようにも見える。サソリは実際に食材として広く利用される。良質なたんぱく質を含み、串焼きにして食べると蝦のようで美味しい。なんのこっちゃ・・赤い電光マークは、EKA-3Bスカイウォリア―電子戦給油機の尾翼に書かれていたデザインを踏襲している。
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