VMFA-115
FA-18D VE-27 Bu.No.165527
2023年3月22日岩国基地にFA-18C/Dを擁するVMFA-115が派遣された。レガシーホーネット岩国派遣の最後を飾る飛行隊と言われている。2019年に米海軍からFA-18C/Dが完全引退して、残るは海兵隊の機体のみであるから、日本各地のレガホファンは、今回の来日を心待ちにしていたはずである。私もその一人であるが、VMFA-115に再び星条旗タイプと黒塗りタイプのマーキングが復活していると聞いて、去年まで予定に入れていなかった岩国基地祭に急遽行く事にした。星条旗のデザインのFA-18Cは2019年度版のデザインを踏襲しており(前ページ参照)、グラディエーションを駆使し最も人気のあった2009年版/2020年版には少々劣るものの、2009年時アメリカ本国でもあまり撮影されていないマーキングであったから、それなりに貴重である。黒い方は2013年に岩国でも確認されたFA-18C Bu.No.163167とほぼ同じデザインを、FA-18D 複座型に移植している。どちらもファンを魅了する素晴らしい被写体である。2023年4月15日(土)の岩国基地祭では、星条旗タイプの機体が、朝鮮半島に訓練に出かけて不在、しかし黒のシルバーイーグル君は展示機として、初めて我々の前に姿を現してくれた。
FA-18C VE-04 Bu.No.165228
↑ コロナ禍で4年ぶりの開催となった岩国航空祭でデモフライトするホーネットがVMFA-115。4年前の2019年にデモフライトしたホーネットは、WT-00(Red Devils)だったそうなので、1976年に私が米軍機を撮影し始めた時の岩国のF-4J部隊の面々と同じである。何か感慨深い・・
FA-18D VE-21 Bu.No.164679 /Apr.2023
↑ 航空祭の開催前日/前々日、岩国基地外の撮影ポイントである堤防は、満員電車のような混みようであった。SNSでは飛行機に長玉レンズを向けるマニアの砲列が、一斉に同じ方向に動く様子を「岩国堤防高射隊」と称して動画を流していた。我々は宿と時間の関係で、前日の午後だけ此処のポイントで撮影を楽しみ広島の宿に向かった。
↑ 4月14日の予行演習と15日基地祭本番でフライトしたのは、VE-04/27の2機、4月1日に厚木に飛来したペアと同じであるが、多くの機体が朝鮮半島に訓練に行ってしまっていたので、岩国基地に残っている機体は少なかった。
(2023)
(2023)
↑ 2023年4月1日厚木基地に当年初飛来した2機のブレード・FA-18C/D。この機体の操縦桿を握っていたパイロットの一人が彼女である。随分とお美しい方である。また絶やさない満面の笑顔がとても素敵だ。
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↑ FA-18D複座型は、次々にF-35Bへ機種更新が進むVMFA(AW)の余剰機から受領したもので、この機体も以前はVMFA(AW)-121所属でModex-13を付け、岩国の航空祭でも展示された事がある。2021年まではVMFA-115の他の機体と同じマーキングで、Modex-22を付けていたが、昨年黒のマーキングに塗り直されたようである。何れにせよシルバーイーグルスのホーネットを見られるのは今年が最後となる。(2023年4月 記)
Wings